【Req】 おとこの子 【マリー 尊い好き さんより】 ページ1
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お茶会の招待状が来た。
社交界では1つのステータスとして
様々な家が交代で茶会を主宰するのだ。
茶会はその家を測る物差しになる。
「主催側」も「招待側」も
家を背負ったイベントには変わらない。
だから
私に招待状が来ることは無いと思っていた。
『緊張する……』
私は馬車の中で自分の華飾服を握りしめた。
駄目！と思って手を離すが
一部分だけ皺になってしまった。
……イドーラ様から頂いた華飾衣だったのに。
やがて馬のひづめの音が止む。
どうやら到着したようだ。
ここはデソルニエーズ公爵家で
今日は双子の令息が主催するお茶会だ。
『あれ……なんで』
馬車から降りると私は目を疑った。
そこには誰も居なかったからだ。
といっても他の招待者がいなかったという話。
「サリュー、マドモワゼル」
そこに居たのは1人の白髪の青年。
海のような瞳を持つ人だった。
『サリュー』と言われて私は戸惑った。
フランスの言葉だというのは分かる。
だが意味は親しい人に使う言葉だったはずだ。
他の人に話しかけたのだろうか。
辺りを窺っても誰も居なかった。
『わ、私のこと……でしょうか』
「ああ、大きくなったね。
といっても同じくらいだけど……」
全く見覚えのない人だ。
『あの、知り合いでしょうか』
私が恐る恐る聞くと
彼は悲しそうな顔をした。
「可愛そうに、忘れてしまったのだね。
でも♀。大丈夫だよ」
私に話しかけながら
彼は私の頭を撫で始めた。
わしゃわしゃと遠慮のない手つきに
どこか懐かしさを覚える。
『わっ、わっ……』
「ふふふ、いーこ、いーこ。
今日はクロード兄さまがお仕事でお休みなんだ」
彼はひとしきり撫で終わると
私の手を引いた。
噂では冷静沈着な青年だと聞いていたのだが
こうしているとただの子供みたいで可愛い。
「今日は誰にも気を使わないで良いからね」
『え』
「思う存分、楽しんでいって！」
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あまね(プロフ) - 完結？！ (10月1日 11時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ子(プロフ) - 三千幸さん» はい！いや、多分上手だと思います！なんか上からですみません。書いてくれるだけで嬉しいです！ (2020年3月16日 20時) (レス) id: c401cf24f7 (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - キャンディ子さん» OKですよ。マイク君はまだ、本編に出てないので書き慣れてないのですが、大丈夫ですか？ (2020年3月16日 20時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ子(プロフ) - あの、リクエストよろしいでしょうか？マイクくんとの恋愛のお話が見たいのですが……リクエストってこんな感じでいいですか？ (2020年3月16日 20時) (レス) id: c401cf24f7 (このIDを非表示/違反報告)
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