27話 貴方side ページ33
貴方side
今日は、凌来に会いに行くと決めた
今まで逃げててごめんね
もう逃げないから
凌来に会いに行く前に、お母さん達のもとへと足を運んだ
『お父さん、お母さん、久しぶり』
返事は、ない
私は俯いたまま語りかけた
『長い間来れなくてごめんね
私、1級呪術師になれたよ、昨日報せが来たの
あとね、海外に行ってたんだ、これお土産！
……あとね、今日、凌来に会いに行くよ
恵くんも一緒だから、大丈夫、だと思う
だからね、心配しないでね』
そう言って目の前の墓石を見上げた
私と凌来の両親は10年前に他界している
お線香とロウソクを立てて、買ってきた花を生ける
墓石に柄杓で水をかけ、手を合わせた
『私、もっと強くなる
今度は私が凌来を、大切な人たちを守る
だから、見ていてね』
お線香やロウソクを片付けて墓石に向き直った
『じゃあ、また今度来るね』
そう言って私は恵くんのもとへと向かった
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ーーー
『恵くん』
伏｢あ、終わりました？｣
『うん、待たせてごめんね』
伏｢いえ、今度は俺も一緒に行かせてくださいね｣
『うーん、それは結婚するときかなぁ』
伏｢けっ、けっこ！？！？｣
『ふふ、まあそれは置いといて、病院行こうか』
伏｢あっ、は、はい｣
恵くんめちゃめちゃ顔赤い
私が結婚とか言ったからかな……
そうして私達は凌来のいる病院へと向かった
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ーーー
『ここかぁ、凌来の部屋……』
伏｢大丈夫ですか？、無理しなくてもいいんですよ｣
『大丈夫、ここまで来たからには入るよ』
伏｢……はい｣
コンコン、と病室のドアをノックした
『し、失礼します……』
伏｢失礼します｣
凌｢………え、姉さん？｣
凌｢姉さんっ！！！！｣
凌来が駆け寄ってきて、私を抱きしめた
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#sαnα.* - 金曜更新ありがたい…神様仏様作者様…( (2021年4月3日 14時) (
レス) id: 2fb01f51d0 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - この小説本当に大好きです！これからも無理せず頑張って下さい！ (2021年3月18日 12時) (レス) id: 925a8e7ea5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - みなさんほんとーに強く生きましょう。もう色々ありすぎて涙出てくるけど！情緒がぐっちゃぐちゃやけど、頑張って生きます。 (2021年2月20日 2時) (レス) id: 8a4398d614 (このIDを非表示/違反報告)
神桜佳音(プロフ) - 強く…生きましょうね…（死んだ魚の目）私は、もう本当にSAN値が瀕死でございます… (2021年2月18日 23時) (レス) id: 5feffc258d (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 京都校交流会って書く予定ですか？？ (2021年1月30日 23時) (レス) id: c0b1bb9768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜咲 | 作成日時：2020年11月22日 2時
