俺の彼女がこんなにも可愛い【伏黒恵】

26話　伏黒side ページ32

伏黒side






未来さんが作ってくれたオムライスを食べ終わり、2人でテレビを見ていた



『あ、そうだ恵くん』

伏｢？、なんですか｣

『明日ね、凌来に会いに行こうと思うの』

伏｢！！、会って大丈夫なんですか｣

『うん、そろそろ目覚めて1年だし、
　その間臆病な私は会いに行けてないから、』

伏｢そんなこと、ないです｣

『一番辛いのは凌来なのにね』

伏｢…………｣

『それでね、お父さんとお母さんにも
　会いに行こうと思って。
　しばらく行けてないから……』

伏｢………俺も行っていいですか｣

『え、いいよ！、迷惑だし……』

伏｢迷惑じゃありません、俺も凌来に会いたいです｣

『そっか、じゃあ一緒に行こうか』

伏｢はい｣

『……ほんとはね、1人じゃ不安だから
　恵くんが一緒に来てくれたら嬉しいなって
　思ってたんだぁ……』

伏｢……！、はい｣




凌来、とは未来さんの弟だ

凌来は、津美紀と同じように呪われ寝たきりになっていた
それから凌来が目覚めたのは1年ほど前

一番最初に呼んだのは姉の名前だという
でも、未来さんは凌来に会いに行けなかった
｢合わせる顔がない｣と言っていた
｢自分のせいで凌来は呪われた｣と自分を責め続け倒れた日もあった

そんな未来さんが自ら会いに行くと言ったんだ
どれだけ勇気を振り絞っただろう


俺がいて少しでも不安が和らぐのなら、



そう思った









　



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弟くんの設定後日出します！
と、ともにもう少しお話が進んだら過去のお話を一旦入れようと思います

(バリバリ続編行きそうな気がしてきた……絶対年内に終わらん……)


そして100,000↑hitありがとうございます


たくさん見ていただいて嬉しいです！(桜咲)



　

　

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