俺の彼女がこんなにも可愛い【伏黒恵】

24話　伏黒side ページ30

伏黒side





玉犬が津美紀(呪霊)に飛びかかった



すると、急に目の前の津美紀の形をしたそれ(・・)が本来の姿に戻った


！？
術が解けたのか！？

…………いや、違うな
術式の対象を玉犬に変えたのか！

術式対象は一体の生物ってことか……まあ、




伏｢馬鹿だな！式神にそれ(幻覚)は通用しない！｣



玉犬は呪霊の心臓部分に爪を刺し、そのまま引きちぎった

そうして呪霊は跡形もなく消えていく……


人に幻覚を見せることができ、洗脳も出来る呪霊。
前例が無い。
厄介だったな………
報告書が面倒臭い物になりそうだ……


操られた呪術師と戦ったときに少し打撲したが特に目立った外傷は無く任務を終えることが出来た


とりあえず操られた呪術師達を家入さんに見せなくては、と思い伊地知さんの所へと向かった





　
伊｢……伏黒くん！お疲れ様です、大丈夫でしたか｣

伏｢はい、呪霊は払いました。かなり厄介でしたけど｣

伊｢そうでしたか、とりあえず無事でよかったです｣

伏｢あ、そうだ、中に負傷の呪術師がいるので
　 運ぶの手伝ってもらっていいですか｣

伊｢分かりました｣



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ーーー




　

無事に4人を家入さんの元へと送り、自分の部屋へと戻ってきた



『あ！恵くんおかえり！』

伏｢！？未来さん！なんでいるんすか？｣

『悟くんが合鍵渡してくれたの！
　恵くんもうすぐ帰ってくるだろうからって！』

伏｢そうなんですか……｣



目の前には白いワンピースの上にベビーピンクのジャケットを羽織って、少し髪を巻いた未来さん

こんな可愛い格好で五条先生と真希さんと出かけたのだろうか

羨ましい………



伏｢……ちょっと充電させてください……｣

『えっ、恵くん！？』



俺は未来さんを抱き寄せて彼女の首に顔を埋めた



『ふふ、くすぐったいよ、恵くん』

伏｢すみません…でも、しばらくこのままがいい…｣

『うん、お疲れ様、恵くん』





そのまま俺は目を閉じた







　

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