俺の彼女がこんなにも可愛い【伏黒恵】

22話　伏黒side ページ28

伏黒side







ビル内に入って15分

4人の人間と戦った


4人の人間はそれぞれ報告にあった俺の前にこの任務を担当した人達だった




おかしいことは2つ

ひとつ、呪力がカラカラになるまで消耗しているのに瞬発力が異常なこと

呪力を乗せての攻撃じゃないと2級以下の呪術師はあの瞬発力は出せない
いくら体術が優れていようが、だ
虎杖じゃあるまいし


ふたつ、言葉を発さない(・・・・・・・)こと

問いかけにも応じないし打撃を与えても嗚咽すら出さない
そして瞳の奥が暗い
まるで意識が無いようだ





3階と4階を繋ぐ階段を登る

4人の症状から考えると、上にいる呪霊は人の呪力を奪うことが出来て更にそれを自分に上乗せできる
そして、人を操ることができる

厄介だ

でももしその対象が人である場合、だ



伏｢本当…俺にピッタリな任務ですね、五条先生｣

伏｢………玉犬｣



玉犬【渾】を出す



伏｢オイ、今更隠れてもムダだ
　 さっさと出てこい｣



古びたデスクの後ろから｢ケヒッ、ケヒッ…｣と気味の悪い声が聞こえる



伏｢ハア…出てこいって言ってんだろ！！｣



すると、ゴトゴトと物音を立ててそれ(・・)は現れた



伏｢…………は？｣






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



今更ですが、設定の方に未来さんの術式の詳細を載せました！
本編で載せる予定でしたがあまりにも話が進まなすぎたので……
見ていただけるとこれからのお話も分かりやすいかと思います(^^)


(桜咲)



　

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