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DK「にしても、よかったよ上手くいって」
運ばれてきたランチをモリモリと美味しそうに食べながら、ニコニコと話すドギョム。
この人を見ていると、なんかいちいち効果音付けたくなるのなんでかな?
相変わらずピッカピカな歯がキラキラと輝いている。
「なになに、応援してくれてたの?笑」
DK「応援っていうか、俺は知ってたからさーずっと。ヒョンがAのこと好きになったときから」
「えー!そうなの!」
DK「まあ男だからさ、いちいちAのこと気になってて〜とか、好きなんだよね〜みたいなことは言わないけどさ」
「言わないなら、なんでわかるの?」
DK「長く一緒に居るから、わざわざ言わなくてもね。それに俺とかミンギュはAと仲良かったじゃん?だからそれを利用してヒョンがたまーに聞いてくんの、Aのこと」
明らかにドギョムのほうが話している言葉数は多いのに、ご飯はみるみる減っていくのに対して
私は自分が知らないところで起こっていた、そんな裏話が気になってご飯を食べるのを忘れる。
「なにそれ!可愛い!」
DK「だよね、可愛いよねヒョン。笑」
「ジョンハンさんはどんなこと聞いてきたの?」
DK「んーなんかねー、定期的にAの恋愛事情とか聞いてきてたね!結構長く付き合ってた人居たじゃんA」
「あー、居たね!」
居たね!なんて言ったら、その彼のことを懐かしんでいるように聞こえるけど、別れたのはそんなに前のことではない。
女は切り替えが早いのだ。
男は過去の恋愛を『名前を付けて保存』するけど、女は『上書き保存』する生き物。
もう過去のデータを開けることはない。
上書きされたものが、良いものであればあるほど。
でも過去のデータよりも良いデータが更新されなければ、そのデータはずっとそのまま。
確かに今を生きているはずなのに、もう何年も前のデータをずっと上書きできないままでいることも珍しくない。
DK「ユンジョンハンっていう男はかなりの策士だからね、ずっとアプローチする方法とかタイミングを考えてたと思うよー」
「それにまんまと落ちたわけだ、私は」
DK「んー、そうでもない、かもよ?」
「そうでもない?」
DK「.........ヒョンのほうが落ちてんじゃん、Aに」
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だみ(プロフ) - ソヒさん» コメントありがとうございますー!そう言っていただけてとても嬉しいです🥰これからもっと甘くなってくるので、引き続きドキドキを楽しんでいただけたら嬉しいです💘 (3月31日 15時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒ(プロフ) - この話に超ハマりました。最初のジョンハンとの距離感も好きだし,少し甘くなってきたジョンハンも好きで読んでてこっちもドキドキします‼︎これからも応援してます🫶🏻💗 ̖́- (3月31日 0時) (レス) @page46 id: 35494ece9e (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - c128さん» いつもコメントありがとうございますー!負担なんてとんでもない!めちゃくちゃ嬉しいですよ❤️星ボタンもありがとうございます😘 (3月14日 1時) (レス) @page34 id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
c128(プロフ) - 更新のたびに嬉しいです♡あまり負担ならないように、星ボタンだけポチッとさせていただきます🥺🙌🏼✨ (3月8日 9時) (レス) @page31 id: d7b773ac82 (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - いずむさん» お話読んでくださりありがとうございます!名前変更できるように設定してみましたので、またご確認いただけますと幸いです☺️もし変更しきれていないところがございましたら申し訳ございません。貴重なご意見ありがとうございます〜! (3月4日 2時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だみ | 作成日時:2024年2月24日 0時