Hush-Hush

リターントゥ...J？ ページ42

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「あのさー、ジョンハンさんって結構嫉妬するタイプじゃん」


MG「え、まぁ、多分」


「.........だよね？うーん」


MG「どしたの急に」











それは30分前の出来事。


今日は仕事が夕方で終わる日だったので、ミンギュと買い物に行ってそのままご飯の予定だった。

昼前にジョンハンさんから電話があり、出たら開口一番











JH「今日ミンギュと買い物してご飯食べに行くんだって？」


「きゅ、急に？.........はい、そうですけど」


JH「Aって、そういうの前もって言わないタイプ？」


「あー、すみません！誰かと出かけるのとか逐一言ったほうがいいですか？」


JH「うーん、そうなのかなぁ」


「そうなのかなぁ.........って」











私が聞いてるんだけどなぁ。

そのあともジョンハンさんはずっと煮え切らない様子だったけど、最後はなんか無理矢理な感じで

「とりあえず今日は楽しんで、、、くれば！」と言って電話を切られた。


なんだあれ。











「素直なのかそうじゃないのかわかんなくてさ。私が色々提案しても微妙な反応というか、なんというか」


MG「うーん、多分だけどジョンハニヒョン、戸惑ってるんじゃないかなー？」


「戸惑ってる？何に？」


MG「俺が知ってる限りだけど、ちゃんと自分から好きになった人って多分Aが初めてだと思うんだよね」


「え！そうなの！」


MG「だから、これまで彼女が居たときの気持ちと全然違うからわかんないんじゃない？どうしたらいいか」











ミンギュの言葉を聞いてすごく腑に落ちた、あの煮え切らない態度の理由。

なんとも嬉しくて愛おしい理由だったけど、そのままにしておくのは良くないな。











「でもなんか意外。ジョンハンさんすごい愛情深い人なのに、恋愛は結構さっぱりしてたってこと？」


MG「そうだねー、家族や友達、仕事仲間との信頼関係よりも脆いものって割り切ってたんじゃない？仕事柄もあってあんまりベタベタしたり、ましてや執着するタイプではないね」


「そうなんだ」











でもジョンハンさんは執着しないタイプかもしれないけど、相手からは執着されるタイプだよね。

女って、追いたくなる生き物だから。


振り向いてもらえないと、振り向かせるのに必死になる。

それってもはや恋や愛ではなく、ただの欲。


恋愛って難しいな。





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