Hush-Hush

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2人でリビングに戻ったら時計の針が思ったよりも進んでいた。











「え！もう1時になる、」


JH「ちょっとあそこで遊びすぎたねー」


「.........あれ、遊んでたんですか？」


JH「大人の遊び」











とっても危険な、と付け足したい大人の遊びですね。


冷蔵庫から買ってきたものを取り出して、簡単に盛り付ける。

ジョンハンさんは「なにか手伝う？」と言ってくれたけど、私は「座っていてください」と返した。











「ジョンハンさん、これ知ってます？」


JH「なにそれ」


「電動のワインオープナーなんですけど、めちゃくちゃ便利なんですよ！」











私がお酒好きなことを知っている友人から誕生日に貰ったもの。

コルクの上にセットして、ボタンを押すだけでコルクが抜ける。

失敗することなくワインが開けられる優れもの。











JH「えー、めっちゃ便利だね。ワインとか家で全然飲まないけど欲しくなったわ」


「私も家で全然ワイン飲まなかったのに、これ貰ってから飲むようになりましたもん」


JH「じゃあこれからは無駄にワイン買って来るわ。笑」


「やったー！ジョンハンさん約束ですよ！」


JH「.........可愛いね」


「な、！！！」











他愛もない会話をしながら、グラスにワインを注ごうと思ったときにジョンハンさんから不意打ちの言葉。

危なかった。

ワインを注いでいる最中だったら、完全にこぼしてたな。











「.........急に言うのやめてくれませんか？」


JH「えー、なんで。ドキドキするから？笑」


「それ以外ないでしょ」


JH「ドキドキさせてんの」


「はぁ〜〜〜.........」


JH「ため息でか」











それはそれは、幸せなため息ですよ。


ジョンハンさんの隣に座って「乾杯、」とグラスを静かに合わせた。

見慣れた心地のいい映画をBGM代わりに流して、ジョンハンさんといろんな話をする。




好きな食べ物や嫌いな食べ物、

休みの日の過ごし方や、行ったことのある国の話。




話している最中、映画の好きなシーンが来ると私が「ここだけ見たい」と言い出すから

ジョンハンさんは「なんか子供みたい」と楽しそうに笑っていた。





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