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JH「A〜」
「んふふ、はい。笑」
JH「なんで笑ってんの」
「まだちょっと照れるんです、名前呼ばれるの」
JH「自分が呼べって言ってくせに」
ジョンハンさんが放つ空気感なのか、一緒に居ると心が安らぐ。
でもまだこうして、彼に名前を呼んでもらえると嬉しくて、照れくさくて、くすぐったい気持ちになる。
ジョンハンさんのレモンティーと、私のグレープフルーツジュースがもう少しで無くなりそうなとき、つけていた腕時計をチラッと横目で見た。
まだ、一緒に居れる。
「そういえばなんでずっと私のこと『あんた』って呼んでたんですか?」
JH「あー、あれね」
「あー、あれね.........じゃないですよ!私慣れるまでずっと嫌われてるのかなー?って思ってたんですからね」
JH「嫌ってるわけないじゃん。むしろその逆だったから、あんまりAと距離が近づきすぎないように自分で制御してたの」
「制御?」
JH「名前で呼ぶと愛着湧くとかいうじゃん」
「.........あー、だからあの石にも名前つけて呼んでるんですか?愛着湧くから?」
JH「なんでそこと一緒にするの。笑」
そのあとも2人でくだらない話をしながら、ジョンハンさんの空き時間を潰した。
私は2杯目のグレープフルーツジュースと、ジョンハンさんはホットコーヒーを頼んで。
少しお腹が空いた私はクロックムッシュもちゃっかり頼んだ。
JH「クロックムッシュってどんなやつ?」
「パンにハムとかベーコンが挟んであって、上にホワイトソースとチーズを乗せて焼いたやつです」
JH「詳しいね」
「たまに家で作るので」
JH「前にパスタ作ってくれたときに思ったけどさ、Aって料理上手だよね」
「そうですか?.........嬉しいな〜」
JH「俺は料理上手な奥さんもらって嬉しいな〜」
じゃあ今度ジョンハンさんがうちに来たらクロックムッシュ作ろうかな、なんて頭の中で予定を立ててみる。
「いつでもご飯作るので、いつでも来てくださいね」
JH「じゃあ今日行っていい?」
「ダメです」
JH「えぇ!1秒前にいつでも来ていいっていったじゃん!」
「.........冷蔵庫すっからかんなので、今日はダメ」
JH「別にご飯目当てで行くわけじゃないし、」
「なにか言いましたか?」
JH「.........いえ、なにも」
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だみ(プロフ) - ソヒさん» コメントありがとうございますー!そう言っていただけてとても嬉しいです🥰これからもっと甘くなってくるので、引き続きドキドキを楽しんでいただけたら嬉しいです💘 (3月31日 15時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒ(プロフ) - この話に超ハマりました。最初のジョンハンとの距離感も好きだし,少し甘くなってきたジョンハンも好きで読んでてこっちもドキドキします‼︎これからも応援してます🫶🏻💗 ̖́- (3月31日 0時) (レス) @page46 id: 35494ece9e (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - c128さん» いつもコメントありがとうございますー!負担なんてとんでもない!めちゃくちゃ嬉しいですよ❤️星ボタンもありがとうございます😘 (3月14日 1時) (レス) @page34 id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
c128(プロフ) - 更新のたびに嬉しいです♡あまり負担ならないように、星ボタンだけポチッとさせていただきます🥺🙌🏼✨ (3月8日 9時) (レス) @page31 id: d7b773ac82 (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - いずむさん» お話読んでくださりありがとうございます!名前変更できるように設定してみましたので、またご確認いただけますと幸いです☺️もし変更しきれていないところがございましたら申し訳ございません。貴重なご意見ありがとうございます〜! (3月4日 2時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だみ | 作成日時:2024年2月24日 0時