Hush-Hush

・ ページ30

.





今日は早朝から仕事だったため昼過ぎに仕事が終了。

もう帰るだけの私は、シュアさんの次の仕事までの空き時間の相手をすることに。

おやつどきの時間だったので、2人でコーヒーと私はシュガードーナツを頼んで衣装室の隅でおしゃべり。











「なんかシュアさんとゆっくり話すの久しぶりですよね」


JS「前はよくミンギュと3人で飲んだよね？僕まだA以上の酒豪見たことないよ。笑」


「えー本当ですか！」


JS「また近々飲みに行こうよ」


「賛成です！」










ドーナツを半分に割って、「食べませんか？」と言ったら数秒悩んで「大丈夫」とシュアさんが笑った。

ちょっと誘惑に負けそうになったのが可愛かった。










JS「そういえば、次の公演久しぶりに同行だよね？」


「そうなんですよー、まあ補欠的なポジションなんであんまり舞台裏には居ないと思いますけど」


JS「Aにいいこと教えてあげよっか？」


「なんですか？」


JS「Aが同行って知ったとき、だいぶ喜んでたよ」











白々しく「誰がですかぁ〜？」なんてかわいこぶって言ってみようかと思ったけど

多分そんなことをしたらシュアさんはゴミを見るような目で私を見るだろうな。笑


やめとこ。











「シュアさん、私を喜ばせてどうする気ですか？」


JS「んー、どんな顔するか見たかっただけだよ」


「.........どんな顔してました？私」


JS「我関せず！って感じを頑張って作ってる顔」


「作ってるってバレてるならダメじゃないですかー！」











シュアさんの特徴的な引き笑いが響く。

13人の中でも人に意地悪をするのが大好きな彼は、この状況を心底楽しんでいる。


ジョンハンさんとシュアさん、、、私には手に負えない。

いや、きっと誰も手に負えない。











JS「正直さ、僕は結構嬉しいんだよね。2人が仲良くしてるの」


「そうなんですか？シュアさんは他人の恋愛とか興味あるフリして全然興味ない人だと思ってました」


JS「どんなイメージそれ！笑」


「シュアさんの興味があるポイントっていまだに謎なんですよ」


JS「じゃあ、2人の恋愛にはめちゃくちゃ興味ある！って宣言しておくね〜笑」


「厄介だなぁーーーーー」





.

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す