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私が今日新しいマフラーを下ろしたこと、定番のチェックならシュアさんが似合いそうだと妄想していたことを話した。
ジョンハンさんなら定番も似合うけど、フードがついている形のほうが絶対可愛いだろうと思って、ジョンハンさんでも脳内着せ替え。
本人は少し引いていたけど。
「ファッションは私の一部なんですよ、気にしないでください」
JH「まあ、そのうち慣れるかな」
「そうですね、慣れてください」
ごく自然に2人で過ごす未来を想像した、そんな帰り道。
あっという間にマンションに着いて、誰かと共有しながら過ごす時間は一瞬だということを感じる。
小さく吐いたため息は真っ白。
今私が思っていることを、ジョンハンさんに素直に言えたなら。
「ジョンハンさん、ここで大丈夫ですよ。ありがとうございます」
JH「.........上まで送る」
マンションのエントランスで別れようとしたけど、ジョンハンさんはオートロックを自分のカードキーで開けて、エレベーターのボタンを押した。
部屋に着き、ジョンハンさんが鍵とドアを開けてくれる。
「ありがとうございます」と先に家に入って、流れでジョンハンさんも家に入る。
いつも思ってたけど、この家の玄関は無駄に広い。
ジョンハンさんと私、絶妙な距離と、曖昧な雰囲気をこの空間が持て余す。
JH「A」
「.........っ、」
JH「Aー」
「ちょっと、まだ名前で呼ばれるの慣れなくて」
JH「自分で呼んでって言ったくせに」
「それは、そうですけど！」
JH「照れてんの？」
「.........だいぶ、」
この契約という名がついた結婚に、愛だの恋だのなかったくせに。
始めようと思えばこうやってほら、いとも簡単に始められる。
JH「じゃ、もっと照れることしてもいい？」
「.........っ、」
JH「いい？」
「.........お手柔らかに、お願いします」
JH「初めてだし、ここにしておこっかな」
ジョンハンさんの手が私の頭を引き寄せて、おでこに軽く唇を落とす。
びっくりしていたらジョンハンさんは耳元で、さっき私が言葉に出来なかったことを呟いた。
_______________"俺も、もうちょっと一緒に居たかった"
胸焼けするほど甘い甘い余韻と、私をこの玄関に残して、彼は本当に悪魔みたいな人だ。
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だみ(プロフ) - ソヒさん» コメントありがとうございますー！そう言っていただけてとても嬉しいです🥰これからもっと甘くなってくるので、引き続きドキドキを楽しんでいただけたら嬉しいです💘 (3月31日 15時) (
レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒ(プロフ) - この話に超ハマりました。最初のジョンハンとの距離感も好きだし，少し甘くなってきたジョンハンも好きで読んでてこっちもドキドキします‼︎これからも応援してます🫶🏻💗 ̖́- (3月31日 0時) (レス) @page46 id: 35494ece9e (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - c128さん» いつもコメントありがとうございますー！負担なんてとんでもない！めちゃくちゃ嬉しいですよ❤️星ボタンもありがとうございます😘 (3月14日 1時) (レス) @page34 id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
c128(プロフ) - 更新のたびに嬉しいです♡あまり負担ならないように、星ボタンだけポチッとさせていただきます🥺🙌🏼✨ (3月8日 9時) (レス) @page31 id: d7b773ac82 (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - いずむさん» お話読んでくださりありがとうございます！名前変更できるように設定してみましたので、またご確認いただけますと幸いです☺️もし変更しきれていないところがございましたら申し訳ございません。貴重なご意見ありがとうございます〜！ (3月4日 2時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だみ
| 作成日時：2024年2月24日 0時
