悪魔のような28° ページ26
.
近くにジョンハンさんの行きつけのお店があるから行こうと連れてきてくれて、2人で席に着く。
ジョンハンさんがビールを頼んだので、私も同じのをと頼んだ。
JH「お酒、結構強いの？」
「まあ、割と」
JH「ミンギュとよく飲みに行くくらいだもんねー」
「あ、ミンギュと仲良くしたら誰かさんが不機嫌になるんでした！」
JH「ふーん、どんなやつだろうねー」
ビールとご飯を待っている間、まるでカップルのようなやりとりがジョンハンさんと私の間に繰り広げられている。
信じられない。
入籍する前や直後は考えられなかったことが、この1ヶ月ほどに凝縮されている。
ビールが来て、当たり前のように乾杯をした。
弾けた音が妙に嬉しくて、小さく笑ったらジョンハンさんも同じように笑ってくれた。
JH「仕事終わってなにしてたの」
「映画見てました。昔から好きな映画のリバイバル上映やってて、前からチケット取ってたんですよ」
JH「あー、だからデスク行っても居なかったんだ」
「もしかして私のデスク寄ってくれたんですか？」
JH「うん、ちょっと顔見に。18時ならまだ帰ってないだろーと思ってたけど居なかった」
「今日はなにがあっても18時に退勤って決めてたので！」
昼過ぎにマネオッパから内線がかかってきて、撮影に参加してほしいなんて言われたときはどうしようかと思ったけど。
今日は怒涛の一日だったな。
JH「今日、撮影ありがとう」
「いえいえ。久しぶりのイレギュラースケジュールに内心焦ってましたけど。笑」
JH「みんな褒めてたよ、あの後。慣れてたから俺もびっくりしたし」
「本当ですか？嬉しいなー。本当はめちゃくちゃ緊張してたんですよ」
JH「.........ふーん、俺に？」
お酒も入ってきた頃、ほんの少しだけ目と声に甘い膜を張ったジョンハンさんが私を試す。
頬杖をついて、ゆっくり瞬きをするのは計算ですか？罠ですか？
その甘さを一口食べてしまえば何が起こるのか、想像がつかないけど、後戻りは出来なさそう。
さっきみたいに小さく笑って誤魔化せたならいいけど、きっとジョンハンさんは逃してくれないだろうな。
さて、どうしようか。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1731人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
だみ(プロフ) - ソヒさん» コメントありがとうございますー！そう言っていただけてとても嬉しいです🥰これからもっと甘くなってくるので、引き続きドキドキを楽しんでいただけたら嬉しいです💘 (3月31日 15時) (
レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒ(プロフ) - この話に超ハマりました。最初のジョンハンとの距離感も好きだし，少し甘くなってきたジョンハンも好きで読んでてこっちもドキドキします‼︎これからも応援してます🫶🏻💗 ̖́- (3月31日 0時) (レス) @page46 id: 35494ece9e (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - c128さん» いつもコメントありがとうございますー！負担なんてとんでもない！めちゃくちゃ嬉しいですよ❤️星ボタンもありがとうございます😘 (3月14日 1時) (レス) @page34 id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
c128(プロフ) - 更新のたびに嬉しいです♡あまり負担ならないように、星ボタンだけポチッとさせていただきます🥺🙌🏼✨ (3月8日 9時) (レス) @page31 id: d7b773ac82 (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - いずむさん» お話読んでくださりありがとうございます！名前変更できるように設定してみましたので、またご確認いただけますと幸いです☺️もし変更しきれていないところがございましたら申し訳ございません。貴重なご意見ありがとうございます〜！ (3月4日 2時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だみ
| 作成日時：2024年2月24日 0時
