検索窓
今日:660 hit、昨日:705 hit、合計:290,299 hit

ページ25

.





元々ソンジェオッパに伝えるつもりはなかったらしいが、オッパの勘の鋭さを懸念されたことと、何かあったときのために支えてやってほしいと部長から話があったらしい。

まさか私にまで内緒にしていたとは。











「ジョンハンさんは、知っているんですか?オッパが結婚のこと知ってるって」


SJ「あいつも知らないよ」


「そっか、よかった」


SJ「なんでよかったの?」


「なんか不公平じゃないですか!」











数分喋っていたら電話口でオッパが呼び出される声がした。

私はお礼を言って電話を切ろうとしたら、











SJ「A」


「はい」


SJ「お幸せにねー」


「.........っ!!!」











オッパからの一言は、なかなか刺激的な言葉だった。

デスクに置いてある冷め切ったコーヒーを一口飲んで、気持ちを切り替える。


今日は絶対定時で帰ると決めている。

前から楽しみにしていた映画のチケットをもう取ってあるから、何としても定時で帰るんだから。


もう、これ以上誰も私を邪魔しないでよ、、!!!
















.
















.
















レイトショーで映画を見終わったあと、静かな夜道を歩く。

昔の映画のリバイバル上映。

家では何度も観たことがあったけど、やっぱり映画館で見ると余韻が長引く。




今日は今年初めてマフラーをつけた。

肌に触れる空気が刺さるように寒いけど、ウールとモヘアがブレンドされたふわふわの生地がそんな寒さまで包んでくれる。

このブランドと言えばきっとチェック柄。

きっとシュアさんによく似合うだろうなーとお決まりの脳内着せ替えが始まったとき、前方に見知った顔を見つけた。










「.........あれ、」


JH「.........あ、居た」


「ジョンハンさん!」











必然を思わせるそんな言葉にドキッとしたりして、少し体温が上がる感覚。











「偶然ですね、なにしてるんですか?」


JH「マンション寄ったら居なかったから、ちょっと散歩してた」


「なにか用事でしたか?」


JH「.........あんたに会うっていう用事、かな」











あまりにも自然に発せられる言葉を、自然に受け流したかったけど、マフラーを外したくなるほど急上昇した体温に嘘はつけず。

かといってもう戸惑いを隠すほど、この気持ちに鈍感な自分も居なかった。











「ご飯、食べました?」


JH「まだ」





.

悪魔のような28°→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (345 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1731人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , ジョンハン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

だみ(プロフ) - ソヒさん» コメントありがとうございますー!そう言っていただけてとても嬉しいです🥰これからもっと甘くなってくるので、引き続きドキドキを楽しんでいただけたら嬉しいです💘 (3月31日 15時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒ(プロフ) - この話に超ハマりました。最初のジョンハンとの距離感も好きだし,少し甘くなってきたジョンハンも好きで読んでてこっちもドキドキします‼︎これからも応援してます🫶🏻💗 ̖́-‬ (3月31日 0時) (レス) @page46 id: 35494ece9e (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - c128さん» いつもコメントありがとうございますー!負担なんてとんでもない!めちゃくちゃ嬉しいですよ❤️星ボタンもありがとうございます😘 (3月14日 1時) (レス) @page34 id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)
c128(プロフ) - 更新のたびに嬉しいです♡あまり負担ならないように、星ボタンだけポチッとさせていただきます🥺🙌🏼✨ (3月8日 9時) (レス) @page31 id: d7b773ac82 (このIDを非表示/違反報告)
だみ(プロフ) - いずむさん» お話読んでくださりありがとうございます!名前変更できるように設定してみましたので、またご確認いただけますと幸いです☺️もし変更しきれていないところがございましたら申し訳ございません。貴重なご意見ありがとうございます〜! (3月4日 2時) (レス) id: 20b827a587 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:だみ | 作成日時:2024年2月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。