Hush-Hush

変わっていたダムール。 ページ22

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_______________"俺とも仲良くしたら？"










あれから数日が過ぎた頃。

デスクで事務作業をしているとき、内線が鳴った。


相手は13人のマネオッパからで、用件を聞いても「とりあえず来て」の一点張り。

埒が開かないと思い、指定されたスタジオに向かった。











RE「A、マジで時間ないから！」


「それはなんとなく空気感でわかるけど、私なんで呼ばれたの？」


RE「マネオッパに聞いてないの？！」


「とりあえず来いって言われただけだよ！」











スタジオに着いたらジョンハンさんが雑誌の撮影をしていた。

「A遅い！」とこの日スタイリング担当だったレイに突然怒られ、見覚えのあるドレスを渡された。

誕生日や記念日に渡されるなら飛び跳ねるくらい嬉しいそのドレスも、この状況じゃ全然喜べない。











「え、私にこれ着ろって？今？！？！」


RE「今！すぐ！」











レイにフィッティングルームに押し込まれ、あれよあれよとヘアメイクをされ、ジョンハンさんの前に突き出された私。




現場は、いつもそう。

置いていくほうが悪いんじゃない、置いていかれるほうが悪い。











_______________"A入りまーす！"











見知ったカメラマンと、ヘアメイクと、アシスタントたち。

カメラの前で完璧にスタンバイしているジョンハンさん。











「.........」


JH「.........」


「.........仲良くするって、こういうことですか？」


JH「これは流石に予想外」


「ち、近すぎません？ソーシャルディスタンス無視ですか？」


JH「もうその時代は終わったね」










無機質で真っ白なスタジオの真ん中に置かれたソファーに座るジョンハンさん。

の上に座る、私。

仲良くするにしても、もう少し段階を踏みたかったな。




起用するはずだったモデルが急遽来れなくなり、代役を探していたところ私の名前があがったと。

顔をなるべく写さないようにするからとヘアメイク中に説得され(っていうかあの状況で言わないでよ)私はカメラの前に立つしかなかった。











「撮影内容を事前に聞かされてたら絶対断ってましたよ」


JH「.........なんでだよー」


「.........ジョンハンさん」


JH「なに」


「せめてもう一個、ボタン閉めませんか」











胸元から色気が洪水起こしてるんですよ。



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