【wrwrd！】外資系が猫になりました。

10話 ページ11

ショッピside


syp(待て待て待て待て待て)


脳の処理が追いつかない。なんでトントンさんがいるんだ。やっぱり2人はそういう関係なのか？

ていうかAさんは電話して休みになったからいいものの、トントンさん仕事は…もしかして休みか？


A「んじゃ、私袋置いてくるねー」


そう言ってAさんはリビングに買ってきた袋を置くために早足で寝室を出ていった。

必然的に寝室でトントンさんと二人きり。


tn「はぇー、ほんま可愛ぇなぁ……」

syp(イラァ……)


今の俺からしたらトントンさんの言動全てが不快である。
別にトントンさんが嫌いというわけじゃないが、Aさんとそういう関係なのだとすれば話は別だ。


tn「…撫でてえぇかなぁ……」


なんて言ってトントンさんはしゃがんで俺の頭に手を伸ばす。おい、やめてくれ。


syp「にゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

tn「うおっ！？…って痛ぁっ!!!」


トントンさんの手に思いっきり噛み付いてやった。血は出ていないが、あとはくっきり残るだろう。

…コネシマさん相手ならもっと強く噛んでいたが、トントンさんにするとなるとあとが怖い…。


A「……何やってんの？」


そうこうしているうちに、Aさんがリビングから戻ってきた。呆れたような顔でこちらを見ている。

…トントンさんが悪いんすよ、Aさん。←


tn「いやぁ、随分警戒されててなぁ…」

A「ふぅーん…って何その噛み跡、猫ちゃんに噛まれたの？後で手当てしてあげるよ」

tn「おう、頼むわ。てかお前いつまで仕事着なん？」


Aさんは仕事に行く途中で俺を拾い、そのまま買い物に向かったためスーツ姿だった。
今日は休みになったというのに、家の中まで仕事着なんて硬っ苦しいだろう。


A「あー…着替えようかな…トントン、寝室から出て」

tn「え、なんで？」

A「ここで着替えるから。それとも何？私の着替え見たいの？」


Aさんがニヤニヤしながらトントンさんを見上げる。え、言い方がエ ロ(((殴


tn「っ！んなわけないやろ!!!さっさと着替えぇ!!!」


トントンさんは顔を真っ赤にして部屋を出ていった。耳まで真っ赤だったな…。


A「よし、着替えるか」


……え、俺は？

------------------✁ｷﾘﾄﾘ線✁-----------------
1日遅れですが、令和になりましたねー(´ω` )

スランプ気味で書いたからか、ショッピ君のキャラ崩壊が激しくなってます…ほんとすみません(汗)

11話→←9話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す