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S「………怖いのか？」
バレたくなかった。先生には。
高校生にもなって、雷が怖いだなんて弱みを握られる様な気がして。
バカにされそうな気がして。
そりゃ、他の生徒にバレるよりマシだけど。
ゴロゴロゴロ……
また、鳴ってる。私は先生を拒絶する様にキツく目を瞑り、耳を塞ぐ。
すると、頭の上に何かが掛かった。
先生の匂いがする。どうやら、先生が自分のジャケットをかけてくれた様だ。
S「誰にでも、怖いものなんてあるもんな。大丈夫だ。」
先生はそう言って私の頭に手を乗せた。
思わず、顔を上げて先生を見た。
こんなに優しくしてくれるなんて。(失礼か。)
『先生……』
S「雷の音がダメなの？」
『雷も、音も、暗い所も、ダメ。』
S「暗い所もダメなの？」
『雨も、好きじゃない。』
S「そっか。じゃあ、今日は最悪だな。」
本当、最悪。恥ずかしいじゃん。
怖くないって優しく頭を撫でられるなんて。
顔が熱い。赤くなってるの、見られてないといいんだけど。
.
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S「それにしても意外だったな、お前がビビリなんてw」
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『先生、明日楽しみにしていてください。きっと、学校中に先生のメイドコス写真が溢れているでしょうから。』
S「は？ぃやアレはダメだってぇぇぇぇぇ！！！！」
4作目：「秘密のかくしごと」
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フレンチ糖スト(プロフ) - 翠霞さん» こちらこそ、初めまして。嬉しいコメントありがとうございます。実は私も翠霞さんのお話を読ませていただいていまして、凄くお話の作りが上手いなぁといつも尊敬しながらお話を楽しませていただいています。私も陰ながら応援しています。 (2021年1月18日 18時) (
レス) id: ff01346260 (このIDを非表示/違反報告)
翠霞(プロフ) - 初めまして。いつもひそかにお話を読ませていただいております。フレンチ糖ストさんのお話が好きです。これからも応援しています。 (2021年1月17日 22時) (レス) id: c90e2b0ac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フレンチ糖スト | 作成日時：2020年5月30日 20時
