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15作目 ページ40
『はぁ、疲れた。』
卒業生を送った後、式に使った体育館の片付けをしてそのまま帰れるわけもなく、来年度の準備をして漸く解放されたのは午後5時だった。
荷物は職員室ではなく、国語研究室に置いてきているのであそこへ取りに行かなくてはならない。
こういう時、なんであんな所に置いたんだろうと自分で後悔してしまう。
ガラッ
あと、鍵も掛けてなくてだいぶ不用心だよなぁ。
と、ひとり苦笑しながら部屋へ入ると机の上に何かが置いてある。
『？』
ふと、去年の卒業式を思い出した。
寂しくも温かく、温かくも寂しい置き手紙。
名前の無い、手紙。
今年はあるはずないのに、
そう思ったが書かれている字を見て納得。
あいつの字だ。
毎日のように見ているあの字。
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フレンチ糖スト(プロフ) - 翠霞さん» こちらこそ、初めまして。嬉しいコメントありがとうございます。実は私も翠霞さんのお話を読ませていただいていまして、凄くお話の作りが上手いなぁといつも尊敬しながらお話を楽しませていただいています。私も陰ながら応援しています。 (2021年1月18日 18時) (
レス) id: ff01346260 (このIDを非表示/違反報告)
翠霞(プロフ) - 初めまして。いつもひそかにお話を読ませていただいております。フレンチ糖ストさんのお話が好きです。これからも応援しています。 (2021年1月17日 22時) (レス) id: c90e2b0ac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フレンチ糖スト | 作成日時：2020年5月30日 20時
