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花は諦める ページ7
美しかった
その言葉以外考えられなかった
授業をしている教師の言葉も頭に入って来ない
そうやってあの人の事ばかり考えていた
あの人はどんな人間なのか
どんな過去を持っているのか
そんな想像をしていたらいつの間にか日は暮れていた
はやく寮へ戻ろう
そして早く寝て明日あの人の事を聞くんだ
でも、これでいいのか？
私にはあのきれいな花に近づく資格はあるのか？
こんな汚れた体で、触れてもいいのか？
いや駄目だ
私はまだあの花には触れられない、いつかあの花にふさわしい人間になってやるんだ
そう決意し、私は寮まで走って帰った
待っていてください私の黄水晶
もしも皐月ちゃんと未来ちゃんがガッツリ関わってたら→←花を諦める
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