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これは触れてもいい花 ページ2

寮での自室の片付けもしたし
隣の部屋の人に菓子折りも送ったしこれで寮での準備は終わっただろう

あとは特にすることもないし一度リビングに行ってみようと階段を降りる


リビングを見てみるとおしゃべりをしている人以外にも勉強をしている人や本を読んでいる人がいた

勉強や読書なら自室ですればいいのにと思ったが雑音があった方が集中できるのだろう

「あの、もしかして霧島さん?」

誰かに呼ばれたようなので振り返ってみるとどこかで見たことのある二人がいた

「あっ、そうだよねわからないよね、私同じクラスの堀井畔、よろしくね」

「あたしは隣のクラスの夕霧真、しくよろ〜」


「堀井さんと夕霧さんですね、改めまして霧島未来と申します、よろしくお願いしますね」

特に変哲もない自己紹介をすると向こうが少し近づいてきた

「さっきね、霧島さんの話をしてたんだよ?」

「私の話?」

なにか目立つ行動をしただろうか?そう考えていると夕霧がめんどくさそうにはぁっとため息をついた

「この子ね、ずっと霧島さんが綺麗だったって話しかしないのよ?3階からここまでずっとうるさかったんだから」

「だって、霧島さんすっごく綺麗だったんだよ!窓際の席だから光が当たって、天使みたいだったんだからね!」

「お褒めいただきありがとうございます」

と言い普通のお辞儀をする

「それってカーテシーって言うんだっけ?お嬢様みたい!やっぱりお家がお金持ちだったりするの?」

「ある程度財産はありますけど、堀井さんが思われるほどの家ではありませんよ?」

趣味で株をやってはいるが数百万しか稼いでないので話せるほどではないため金持ちというわけではないだろう


「そうだ私の部屋で一緒にお茶しない?安いのしかないけどお菓子もあるよ?」

「いいのですか?今日あったばかりなのに?」

「いいのいいの、ほらっいこうよ」

なぜかお茶をすることになってしまいました

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作者名:そのころ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月22日 5時

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