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ちなみにお昼はハンバーグでした。 ページ15

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なんつってな!!

こんなちょっとした事でそこまでメソメソ
する訳ないやんけ!

雨宮さんは強い子やからな!!

まあ、今はこの子達と居るけど、早く仲直り
的なやつして、より戻さないと。

"応援してるから"

言葉には、責任を持たないとね。

思えば、くだらないことで取り乱した。
ハルの言動で、私とか侑とかが傷つくなんて、
いつも通りの日常。

変なことで、本当に、変なことで取り乱した。

あーあ、しくじった。

不安と、不満とがぐちゃぐちゃに混ざって、
鬱陶しくなる。

一日の授業が終わって、放課後の部活に
行く時も、ハルと話すことはなくて。

部活終わり。

友達と校門に向かって歩いてたら。
男バレ軍が、一同揃っていたからさ。

流石の私もビックリして、少し、後ずさり。

「雨宮、ちょっと聞きたいことあんねんけど」

侑が、少し、イラついた顔をしてるから。
嗚呼、今日のことか、なんて、意外とスッキリ
受け入れられた。

「ええで」

友達に、ちょっと待ってて、とだけ伝えて、
男バレ集団の方へ。

周りの目がチクチクと痛い。

まあ、多分、好奇心。

「……ほんで、聞きたいことって、なんです?」

北先輩もいたから、タメ口はどうかと思って、
敬語で話す。

「今日の昼休み、お前と晴山、喧嘩みたいな
感じやったやろ?俺には雨宮が一方的に
キレてたように見えたんやけど、どない
したん?」

あーあ、ほら。

ハルが絡むだけで、こんなにも大事件に
なるとかさ。

もうさ、なんか、バカらしい。

「それ、あんたらに言う必要ある?」

「どういう意味や?」

北先輩が、真顔で聞いてくるから。

少し、背筋が伸びる。

「これは、ハルと私の問題です。
それに、先輩達が関与するべきではないと
言ってるんですよ。

今回ばかりは、私が勝手にキレただけなので、
明日にでも謝ろうと思っていたところです。

ですから、先輩達がこうして私に何かを
聞いたところで、何も解決しないんです。

あとは私に任せてくれませんか?」

思いの外スラスラと文を述べた私は、意外
だったらしい。

「……なんや、雨宮さん、やったっけ。
意外と肝が据わっとるんやなあ」

名前すら曖昧だったとか、悲し。

「雨宮、一応理由的なの、個人的に知りたい
んやけど」

銀島が、小さく手を挙げて言う。

個人的に、か。まあ、ええか。

「角名と出かけるっていう予定を、嬉しそうに
侑に話しててな。なんや、侑が不憫に感じて
もうて。


あとは……普通に、個人的なやつや」

ちょっとだけよー的なあれよな。→←ドロドロといえばあんかけチャーハン。



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作品ジャンル:恋愛
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- 人間の感情が素晴らしく良く表現されている作品だと感じました。幸せになる人の裏に不幸になる人がいる世界を上手すぎるくらいに表現されていて、読んで感動しました🥹 (10月24日 18時) (レス) @page50 id: f137f47347 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー(プロフ) - なんというか・・・切ないですね。夢小説なのに夢を感じさせないところが好きです。ハルちゃんが誰かに愛されている裏で、雨宮ちゃんの心が抉られているって考えると居た堪れないっすねなんか (2023年3月23日 17時) (レス) @page50 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - バカ笑いと、何とかってやつで言いたいことがある。。北さんイケメン!?で、私はこうゆう女の子の逆ハーが雨宮(?)目線で見てまうからいっつも男主 (2022年9月29日 7時) (レス) @page32 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらゆな(プロフ) - 今まで愛され夢小説を見てきて私も作者さんと同様友達はどんなふうに思っているのか、不憫だなと現実にいたら私もきついかもです笑笑この小説を読んでいかに愛され小説が自分達だけの世界だったのかと思い知らされます、続きも全部読みました、とても感動しました! (2022年5月26日 21時) (レス) id: 047d519d35 (このIDを非表示/違反報告)
まくら - なんやろなぁ、小説特有の甘い感じじゃなくてちゃんと現実でのドロドロした、めんどくさい恋愛が書かれててほんまに凄いと思いました。続き、今から読ませていただきます。 (2022年4月27日 23時) (レス) @page50 id: c8a7cb4466 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お水。 | 作成日時:2019年1月1日 0時

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