［d!］おい、先生と呼べ。part2

飲み会v3 ページ15

．


pt「なんていうか、最近子分の子達に愛されすぎじゃない？」

アルコールが回ってきたのか、頬を赤く染めながら机に突っ伏してこちらを見るぺんちゃん。
私の代わりに朝礼をしてくれたらしいのだが、その際シャオロンによく分からない喧嘩の売られ方をされたらしい。
それもあって急遽飲み会が開かれた。


『どいつも歪んだ好意でこっちは望んでないんだけどなぁ。』

rd「まぁでも結果として3人くらいまともに授業出るようになったじゃん。」

俺のクラスの子分組クリア〜とか言いながら、隣の青いやつは私が作ったベーコンチーズのおつまみを頬張る。


確かにシャオロンと鬱は授業をサボらなくなったな。


『あれ、でもゾムは結局どうなったの？』


rd「あいつは俺の事気づいた時と同じようにAの分も加えて言い包めといた。」

意味がわからずはてなマークを浮かべていると、得意げに彼は続けた。
相変わらずムカつく顔だな。


rd「簡単な話だよ、ゾムが卒業したら思う存分戦ってやるって約束したの。」

俺が教師だから立場分かってな？って言ったら案外素直に頷いたらしい。

いや、キャラに反して物わかり良すぎません？

彼が言うには、中学時代によく喧嘩を吹っかけてきた小学生がいたらしく、まさにその子がゾムだったとか。

成る程、私とチーノの関係と少し似てるな…




pt「いいなーらっだぁ、もう子分クリアなのかよ…」


暫く机に横たわっていた金髪が力なく揺れる。
恨めしくらっだぁを見ている彼の目は、お酒のせいなのか少し潤んでいた。
てか飲み過ぎじゃない？明日も学校あるからね？


rd「あれーぺいんとこの前、1人目いけるかも！って言ってなかった？」


pt「それがさ！兄さんが欲しいって言うから、俺が兄さんになるよって言ったんだよ。




そしたらさぁーーー…………






姉さんも欲しいって言われたんだよ！」

続き→←続き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す