続き ページ10
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ふぁ〜やっと終わった…
午後の授業も終え、中間テストまでの範囲をまとめる。
暫く不登校とヤンキー組の調査で暇な時間削られるだろうし、やれる事は早めに進めておこう。
ふう、と息を吐き誰もいない職員室の時計を確認する。
もうしちじか、、、、
えっ19時!?
窓を見るとそれはもう真っ暗になっていて。
やっば、チーノ待たせてるんだった!
連絡先も分からないため、何時にくるか分からないし聞く事も出来ない状態のはず…
急いで鞄を持ち、1年生がいる3階に上がって行った。
1年の教室は確か4組分あったはず、ABCDと教室を見て回るがいない、、流石に帰ったかな。
D組まで見て、やっぱここもいないかと踵を返すと、階段横にある男子トイレからひょこりと探してたヤツが顔を出した。
ci「あ、良かった〜忘れられたんかと思いましたよ。」
『ほんっとごめん、全然時間確認してなかった!』
手を合わせて謝ると、時間決めてなかったんで大丈夫ですよと笑われる。
昔に比べるとだいぶ頭おかしくなったと思ったけど、優しい所は変わってないな。
なんかほっとして釣られて笑ってしまった。
『じゃ早速作戦会議しよか、とりあえずウチくる?』
チーノの横を過ぎ、階段に向かいながら話す。
数秒固まってた彼は「ええっ!?」と言いながら駆け寄ってきた。
ci「でもねえさ、んん"っ!織田センセーの家って俺と一緒で遠くなかったですかー?」
また姐さんって言いそうになったなコイツ…
『うん、実家はね、今は一人暮らしでめっちゃ近いとこ住んでるよ。』
この学校に来た理由もあってか、理事長に家賃も免除してもらってるし。
2LDKはちょっと広すぎるけど。
ci「え、俺も一人暮らしで通ってるんですよ!これもう運命ですよね!」
『あーはいはいそうねー。』
ci「ちょっ、置いてかないで下さいよ〜!」
チーノのボケをスルーしつつ靴を履き替える。
鍵は管理人さんがいるから大丈夫だろう。
…なんか横にいるとマジで身長伸びたなとしみじみ思う。
親心というか姉心というか、隣でニコニコしながら歩くチーノに大きくなったねと言うと、でしょー!と嬉しそうにしていた。
帰り道は学校の話をすると関係がバレてしまうため、私のマンションに着くまでは昔の話をしながら歩いて行った。
この感じ、懐かしいなぁ。
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狸(プロフ) - フラスコさん» 鼻血拭いてくれた…ママっ!!!(((は?)最近寒くなって来てるので体調にはお気をつけながら更新頑張って下さいね!無理して風邪ひいたりしたら大変なので!走り抜けるのを応援します! (2020年12月10日 21時) (レス) id: 73e2984c97 (このIDを非表示/違反報告)
フラスコ(プロフ) - 狸さん» ありがとうございます鼻血吹きます(フキフキ)手を止めきらないように走り抜けます!コメント感謝です!! (2020年12月10日 20時) (レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
狸(プロフ) - いやもう最高です(鼻血)不快なんてとんでもない!逆にふんふんしてます(キモ)これからも頑張ってください!応援してます! (2020年12月6日 21時) (レス) id: 73e2984c97 (このIDを非表示/違反報告)
おーいお茶ゃゃん - 私も大好きだぁー。これからも頑張ってください!応援しています! (2020年12月3日 21時) (レス) id: 8cbf6f4060 (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - 良いぞもっとやれ!青春楽しんでいけぇ!? (2020年12月3日 18時) (レス) id: 2c758a340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フラスコ | 作成日時:2020年10月31日 12時