出会い06 ページ7
zm「Aか、ええ名前やん！
てかごめんなぁ、自己紹介しとらんかったわ。俺ゾムっちゅーねん、よろししゅーな。」
tn「いやおま、今更なんかーい！あー、じゃあ一応、えー自分トントン言います〜。」
gr「俺はここの国の総統をしている、グルッペン・フューラーだ。」
『あ、は、はい。よろしくお願いします。』
な、なんだろう？
この人達と話してると調子が狂ってしまう。
いや、調子を彼らに合わせさせられてしまうと言う方が正しいのだろうか。
あの地獄のような監獄から出してくれたゾム？さんは絶えず笑顔で私の名前を連呼しながら撫でてくる。
横の2人は何か言い合いをして、とりあえず私からは意識が離れているらしい。
ダメだ、
慣れない。
『…っ、あなた方は、私の研究をしたいとか思わないんですか…！』
耐えきれずに口に出してしまった思い
しまったと思い顔を見れば、何を言ってるんだ？という顔でこちらを見る3人。
zm「いやA、自分で言うてたこと忘れたん？」
お前、研究したやつ根絶やしにしたい言うてたやろ！と笑う彼に対して、ちょっと盛りすぎだと内心突っ込みながらも本気で受け取ってくれてたのかと驚く。
gr「お前が研究されるのを望むなら別に『大丈夫です！』んむ、そうか。」
そんなんする訳ないやろと詰まらなそうにするゾムさん。
俺は気になるゾ！と興奮気味のグルッペンさんを抑えながら悪い意味ちゃうで、とトントンさんがこちらを見て安心させようと笑顔を作る。
zm「俺がここに連れてきたんは、さっきも言った通りや。お前の願い、おもろそうやから手伝ったるわ。」
良いんだろうか。
本当に、この人達を信じて。
tn「まぁ怪しい国々そこら中にあるからなぁ。俺らの目的も同じようなもんやし。」
良いんだろうか。
信じたいと思ってしまって。
gr「吸血鬼の仲間なんてレアだ。他の奴らにやる気は毛頭無い。俺の下につけ。」
良いんだろうか。
私に帰る場所ができて。
もしかして神様は本当に
いるのかもしれない。
『…私を、私を試して下さい。
それでもし、あなた方の邪魔にならないのであれば、是非お願いします。』
gr「ほお、いいだろう。」
zm「決まりやなぁ。」
tn「はえー、また仕事が増える。」
ありがとう
神様。
この空虚な世界に、一つの色が落ちた。
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フラスコ(プロフ) - onigiri710さん» コメントありがとうございます！小説は妄想の具現化なだけなので文才皆無で…。絵はすごく時間かけたので褒めて頂けて嬉しいです\‖(^○^)‖/ハイジャンプ (2020年7月3日 6時) (
レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 小説かけるだけでもすごいのにプラスイラストまで描けるだと‥‥僕の精神がおいやられていくぅぅぅ(本音、神小説に神絵を見させていただきありがとうございます(スライディング土下座)) (2020年7月2日 22時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2019年6月18日 0時
