研究室02 ページ24
小一時間ほど探し回ってみたが、これと言って廊下への扉以外に入れそうなところがない。
zm「外出たんちゃうか？」
rb〈俺もそう思ってん、でもカメラに全然映っとらんのよな。〉
どうしよう、完全に行き詰まってしまったみたいだ。
玄関…
玄関か…。
あれ、そういえば我々国出る前に、玄関の事でなんか引っかかってたような。
ふと地図を取り出し、もう一度観察してみる。
ん？そういえばこのくぼみって…
部屋の形と照らし合わせて気になった所を見てみる。
するとそこには、壁に連続して２つの蝋燭がかけてあった。
何でここの２つだけ、こんな近くにあるんだろう…？
２つの蝋燭の周辺を見渡すと、丁度腰くらいの位置の壁が、まるでボタンの様に盛り上がっている。
なんかこれ押せそうだな…。
何となく興味本位でえいと押し込んでみれば、カチっと音が鳴った瞬間、２つの蝋燭の間の壁だけが音もなく無くなった。
え、ちょっ、待って、もしかして隠し通路…？
zm「何や見つかったか…っておま！どうやったん！」
『いやなんか押したら開いたの！』
zm「あかん、全然意味わからん！やけど、ようやったわ！」
驚きのあまり騒いでると、2階の方から人の声が聞こえてきたため、反射的に２人で隠し通路に飛び込む。
すると、隠し通路の扉が見計ったように勝手に閉まった。
zm「いやぁーほんまに地下があるなんてなぁ。こっからが本番やで、気張ってこか。』
『うん。』
本当に地下ががあるなんて、ゾムとそんな話を少し交えつつ、階段を降りて行った。
玄関とは比べ物にならないほど暗い地下だが、私は夜目が効くし、ゾムは暗視スコープ付けてるから大体把握できるため、特に問題は無い。
しばらく真っ暗な階段を降りていくと、不思議な液体が大量に置いてある部屋に着いた。
ぼんやりと蝋燭が灯っているせいか、液体が光っている様に見える。
それにしてもこの部屋、妙な薬品の匂いが鼻につく。
気持ち悪いなこの感じ。
zm「おいA、これって。」
『？…え、これ。』
部屋の奥にズンズン進んで行ったゾムに呼ばれ、何だろうと指している紙を見る。
『私の、研究書類だ…。』
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フラスコ(プロフ) - onigiri710さん» コメントありがとうございます！小説は妄想の具現化なだけなので文才皆無で…。絵はすごく時間かけたので褒めて頂けて嬉しいです\‖(^○^)‖/ハイジャンプ (2020年7月3日 6時) (
レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 小説かけるだけでもすごいのにプラスイラストまで描けるだと‥‥僕の精神がおいやられていくぅぅぅ(本音、神小説に神絵を見させていただきありがとうございます(スライディング土下座)) (2020年7月2日 22時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2019年6月18日 0時
