試験03 ページ11
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『お邪魔します。』
gr「うむ、体はどうだ。」
『万全です。』
夕日が落ちかかる頃に、吸血鬼の活動時間が始まるため、私の性質に合わせた時間に呼んで下さったらしい。
総統のお部屋には、トントンさんと見慣れない小柄な男性が立っていた。
…顔に「天」と書いた紙のような、布のような物を付けてるのはお札のような意味があるのだろうか。
gr「それでは早速だが、入隊の試験に伴う任務を命ずる。」
『はい。』
tn「内容は俺が説明するな。まずAさんにはブレラ国に潜入してもらう。そして、地下にあるとされる研究所の破壊をお願いしたい。」
『…畏まりました。』
体が強張る。
あの国に復讐する機会がもうもらえるなんて。
任務の内容に身震いしてると、トントンさんが加えて説明を続けてくれた。
tn「我々国とブレラ国同士の戦い自体は、あっちのトップをゾムが早々に潰したから終わってるんやけどなぁ。どうもトップの秘書が、研究所を隠蔽してるらしくて見つからんねん。」
戦争に使うための核兵器を秘密裏に工作しとる噂もあるからなぁと、掛けてる眼鏡を直しながら、面倒くさそうに言った。
gr「まぁ出る芽はさっさと潰すのが我々のやり方だ。あちらが降伏もせず隠れているというならば引っ張り出してやろうではないか。」
やれるな？と問われればやらせて下さいと反射的に答える。
この人達のために、また自分のためにもなるなら全力でこなしてみせよう。
tn「じゃあ決まったところで、忘れてたロボロの自己紹介でもしよか。今回の任務に必要な相手の情報とか、行動の指示をするホビットですー。」
rb「どーもホビット族のロボロです〜、ってほんましばいたろか？」
『ホビット…？』
ホビットさんと呼べば良いんだろうか、と思っていれば、トントンさんの胸倉を掴みながらこちらを向き、「ロボロって呼んでや！」と、大きな声で訂正された。
rb「はぁ、グダってごめんな〜。俺は情報管理機関の管理長やっとるから、任務で相手国の分からんこととか何でも聞いてや。」
『よ、よろしくお願いします。』
ペコリと頭を下げれば、肩の力抜いてな〜と笑われた。
gr「任務開始は明日の夜、それまでに武器や必要な道具があれば揃えておけ。
それでは、楽しみにしているゾ。」
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フラスコ(プロフ) - onigiri710さん» コメントありがとうございます！小説は妄想の具現化なだけなので文才皆無で…。絵はすごく時間かけたので褒めて頂けて嬉しいです\‖(^○^)‖/ハイジャンプ (2020年7月3日 6時) (
レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 小説かけるだけでもすごいのにプラスイラストまで描けるだと‥‥僕の精神がおいやられていくぅぅぅ(本音、神小説に神絵を見させていただきありがとうございます(スライディング土下座)) (2020年7月2日 22時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2019年6月18日 0時
