標的 79 ページ37
A 「あぁ。タブレット端末か。」
Aは納得したような表情を浮かべる。
リボーン 「違う。それはもう見つけた。」
リボーンはタブレット端末をAに見せながら近づく。
A 「え?じゃあなんだよ…ってうわぁぁ⁈」
リボーン 「………うるせぇ。」
A 「うるせぇじゃないっ‼何してんだっ‼」
リボーン 「……俗に言う姫抱き?」
A 「はぁ⁈バカッ‼降ろせっ‼何度も言うが私はそんなに子供じゃないっ‼」
リボーン 「別におまえが子供だからこうしてるわけじゃねぇんだ…」
A 「だったら別に降ろしても…」
リボーン 「はっきり言うがおまえがオレの愛人だからこうしてるんだぞ。それに降ろしても家まで歩けるのか?」
リボーンは勝ち誇ったように笑う。Aにこれ以上の脅し文句は無い。
A 「分かったよ。大人しくしてればいいんだろ、大人しくしてれば。」
Aは観念したのか大人しくなった。
ジャーダ 「……なんかあの2人仲良さそうですね…確か愛人…でしたっけ?」
出口に向かって来る2人を感心したように見るジャーダ。
ブレッザ 「……いいな…私も将来あんな風になれたらいいのに…」
リボーン 「じゃあ脱出するぞ。」
リボーンはAを姫抱きしたまま子供たちを先導していく。
A 「リボーン…もういいから降ろせよ…子供たちの前でこれはプライドが…」
リボーン 「そんなことオレは知らねぇ」
Aは呆れるがリボーンを見ると直ぐに表情を変えた。
A 「フッ…近いから色々イタズラできるな…例えば…」
Aはリボーンの頰をつつく。
A 「……フッ…見かけによらずプニプニだな…」
Aは今日1番の戦闘狂の笑みを浮かべる。
リボーン 「……………………やめろ。…分かった。今日はおまえにさらなるお仕置きを加える。今日の晩酌はオレの行きつけのお店でやるぞ。」
A 「え…………人はいるのか?」
Aの顔から血の気が引く。
リボーン 「当たり前だ。」
A 「やらなきゃよかった…」
リボーン 「今更後悔しても遅い。」
Aは後に待ち受ける任務以上の地獄に絶望の表情を浮かべた。
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cosmo(プロフ) - ハタハタさん» ありがとうございます最近あまり小説を書く時間がなく、あまり更新できていません…。ちなみに時代背景のヒント(?)ですが、夢主の周辺の時間だけ止まってるんです(あ、単純な意味ではなく、精神的な面で…。)時代背景に目をつけられるとは鋭い洞察力ですね♪♪最近は (2016年9月19日 13時) (レス) id: 04bc803d78 (このIDを非表示/違反報告)
ハタハタ - ありがとうございます!面白いです! (2016年9月18日 21時) (レス) id: 0d534beb94 (このIDを非表示/違反報告)
cosmo(プロフ) - ハタハタさん» 時代背景などは私も少し失敗したなぁ…と思うところはあります…すみません……。一応リボーン達がアルコバレーノになる前で、他の登場人物の年齢も計算して考えたのですが…。リボーン達がアルコバレーノになったのは本編から23年前程前なのでその程度だと…。 (2016年9月14日 21時) (レス) id: 04bc803d78 (このIDを非表示/違反報告)
ハタハタ - すみませんこれはリボーンと夢主の話ですか?あと今はどんな時代ですか?水道あって自動販売機あってわかりませんあと53話まで見てないのですみません (2016年9月14日 21時) (レス) id: a69257e276 (このIDを非表示/違反報告)
cosmo(プロフ) - すみません、対処いたしました。おそらくこれで大丈夫なはずです。読者様には大変ご迷惑をおかけしました…再発防止に努めさせていただきます。 (2016年3月31日 17時) (レス) id: bb290b2a5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cosmo | 作成日時:2016年3月22日 13時