保護者の睡魔４ ページ8
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僕にゲームのSDカードごとデータを
壊されてショック状態の詩乃銀と
見回りがどーのこーの訴える男とを
ズルズル引き摺りながら廊下を進む。
ランキング王子は僕の隣を歩いてる。
…何か、“ハク姉の影響力、２５０４位中６位”とか
“敵に回したくない情報屋、３６０３位中１位”とか
勝手にランキングされちゃってるけど。
…まぁ、僕自身のことには興味ないからいいや。
ガラッ…
「…恭、お茶」
「いきなりだね」
引き摺って来た男…雲雀恭弥の声を聞き流して
僕は高そうな革張りのソファーに座る。
相変わらず、書類に埋もれてるらしい。
「…琥珀さん、あの人は…？」
「…風紀委員長？だっけ？」
「え、あの人が噂の…！？」
へぇ、噂になってるんだ。
まぁ僕もたまに聞くけど。
理不尽な風紀委員長が怖いって。
「琥珀、君って珈琲ブラックだっけ？」
「…ん」
「そっちの子供は？」
「…牛乳？」
紅茶とか淹れるのめんどいだろうし。
かといって珈琲は飲めないらしいし。
牛乳でいいだろ。
文句言ったらゲーム機本体壊すよ。
「はい珈琲…と、牛乳？」
「…ありがと、恭」
「あ、ありがとう…ございます…」
こくり、と一口飲む。
うん、やっぱり恭の珈琲は美味しい。
「…で、ねぇ琥珀」
「…何？」
「いつの間に母親になったn((ゴスッ！！」
とっさにゲンコツおとした。
…誰が母親だ。
「…変なこと言うと、殴るよ」
「もう殴ってるよ…」
僕はまだ結婚なんてしてないし、
ましてや子供なんて作ってない。
作るつもりだってない。
本当、何言ってんの躾するよ。
「…この子は詩乃銀ひまり。
僕の母方の従姉妹…預かってるだけだ」
僕の紹介につられてか詩乃銀が
恭に向かってペコリと頭を下げた。
その頬がほんのり赤い。
…まぁ、顔だけはいいもんね、恭。
「…で、コレは雲雀恭弥。
僕の父方の従姉弟だ」
「あ、そうなんでs…え？」
「…まぁ、君達は他人同士だけど。
僕を挟むなら仲良くしてね」
めんどいのに関わるのは嫌だから。
…っていうか、ランキング王子。
いい加減ランキングするのやめない？
さっきから色々浮いてて落ち着かない。
(…恭も親を亡くしてて、僕が育てたんだ。
反抗？そんなの力ずくで捩じ伏せたけど？)
Continue
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紫亜(プロフ) - 格幻さん» 今回こそできました (2014年12月20日 19時) (
レス) id: c9b8a5d62f (このIDを非表示/違反報告)
紫亜(プロフ) - 格幻さん» リクエストありがとうございます！描き終わりました！！ (2014年12月16日 22時) (レス) id: c9b8a5d62f (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 格幻さん» そう言って貰えると嬉しいです＾＾あ、黒猫さんのCOMMUページで話していたので、そちらの方で話し合いましょう＾＾ (2014年12月15日 23時) (レス) id: e1ebefcbbf (このIDを非表示/違反報告)
格幻 - 星屑さん» okです！ネタ提供とかありがたい(( (2014年12月15日 21時) (レス) id: d787b599d2 (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 黒猫さん» じゃあ移動しますね＾＾ (2014年12月15日 21時) (レス) id: f6815e87f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽やか格闘家と強欲幻術師＆黒猫
| 作者ホームページ：
作成日時：2014年10月5日 13時
