【ヘタリア】あの日、あのとき【都道府県】

７話 ページ8

「じゃあ、会議を始めましょう。」


日本が書類を配ったり忙しそうにするが都県はやることがなくて、ただそこに立つことしかできない


「じゃあ最初は東京くんの説明から…」


そこから東京と沖縄の説明が始まった。



魅力度ランキングが毎年上位なのもあって宮城も参考になるところがあった。


(私、13位なんだよなぁ…)


「次に宮城さん。」


『あ、はい!』

日本に呼ばれて発表の準備をする。日本がサポートしてくれるといっても、緊張する。


「まず、宮城県は…」


宮城の位置、気候、特色、歴史…


ここまで調べたのかと驚くがやっぱり嬉しい。


「何か、目標とかはありますか?」


別のこと考えていたからはっと会議に集中する。


『わ、私はまだまだここにいる、沖縄や東京よりは何も足りません。
でも、外国人観光客も呼び込みたいですし…あ、あと県民をずっと笑顔にさせてたいです!』


目標がいっぱいすぎることにあとで気づき、『あ…』と声を出すが


「宮城ちゃん!良かったよ!」


「いいと思う。」


イタリアやドイツからほめられてもらい、安心した。


「今日の会議は終了です。」


日本がいったとたん、背伸びをしたり肩を回したりしている。


よほど疲れたのだろうか?


「なぁなぁ、宮城ちゃん連絡先ええ?」


スペインを始め、他の人も「俺も」「俺も」と交換することになった。


(ロシアさんのはなぁ…)


と思いつつも今日参加した全員の連絡先を知ることができた。


『明日空いてる人いませんか!?』


「俺空いてるで〜」「俺も。」


空いているのはイギリスとスペインだけだった。


「イギリス、お前仕事入れたらどうや。」


「お前こそ仕事たまってるだろ。」


(仲が悪い。とは聞いたことあったが今も仲悪いのか…)


『明日、楽しみですね。』


口論を終わらせるために言い出したが


「お、おう…」「せやな」


思っていたのと違う反応だったので予想外だった。



(明日、どこ行こうかな〜)

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