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永遠と続きそうな勢いで言い合いを続ける二人に痺れを切らした俺はじとっと睨みながら精一杯落ち着きを払った声色で話し掛けた。
『ここで野垂れ死ぬか一刻も早く出口を探すの、どっちがいい？』
「出口探します！！」
条件反射の如く返事をしたアレックスによろしいとだけ言って先頭に達どぶ水の流れていく方向へと足を進めた。態度が一辺したアレックスを見たシンはちょっと唖然としながらも後ろをチョコチョコとついてくる。
「早くしろ撤収だ！！ケガ人の収容はあとだ！ぐずぐずするな！！」
「どうしたってんだ急に引き上げてくぞ」
「……」
どぶ水の合流地に達した時近くで大量の足音が駆け抜けて行くのが聞こえ立ち止まり様子を伺う。どうやら撤収しているらしい、ということは
「とうとう諦めたのかな」
「…いや違うな」
『
「
繰り返し呟いたアレックスは直ぐ様ハッとしてあいつらが外へ出れたのかと言ったがシンがそれは分からないと直ぐ様返した。ごもっともだ。
「だがチャンスだ。あいつら上流に向かってる。今のうちに下流へ向かって出口を探そう」
どぶ水の中に足を突込み水の流れる方向へとさらに下って行く。追手の足音はどんどん小さくなって行った。
慎重に気配に気を使いながらゆっくりと歩いて行く。暫くすると聞き慣れた音がして二手に別れていた道を振り返った。
「どうしたシン！？狼！？」
『銃声だ』
「ああ」
「え？ほんとだ！」
水飛沫をあげながら走る足音と鈍い銃声の音が狭い通路に反響して大きく響き渡る。少しだけ顔を覗かせて様子を伺うとこれまた聞き慣れた声が見知った人物の名前を呼ぶのが聞こえてきた。
「ボーンズの声だ！！ボーンズ！！コング！！」
アレックスが真っ先に駆け出して俺らはそれに続いた。少しだけ走ると広い通路に出てそこでコングらは防戦していた。すかさず加勢し英二を後ろへ下げる。
「こいつらゴルツィネの手下じゃねえ！！」
『！！チャイニーズ！月龍の手下か！！！』
狙いは英二とシンだな。ここで殺すか生け捕りにされるか、分からないが早く退散した方が良い、もう代え弾は無いし今使ってるので最後だ。
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ゆうな(プロフ) - 葵さん» わ〜ほんとですか！？嬉しいです！！そうなんですよ〜！色々突っ込んでたら５作品目になってしまいました笑ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年1月4日 18時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 全シリーズ読ませてもらってます！もう5作品目ですね！！いつも楽しみに読んです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2019年1月4日 15時) (レス) id: 0416d8cced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年12月31日 22時
