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梯子を一人づつ降りていく。常備灯は既に薄暗い上に点滅していてほぼ真っ暗に近い。うぅ、と誰かが小さく呻き声を漏らした。
「こりゃ明日ライト買ってこないとだな」
『いつもの裏商人にでも用意させとけ。ここの近くにもう使われてないバーの跡地があるからそこで落ち合え』
「ほいほい、お前ら一気に注文するから要るもん教えろー」
マンホールの蓋を閉めてしまえば月明かりは遮断され相手の位地が辛うじて分かる程度の明るさとなってしまった。
『俺はまだ大丈夫だ。強いて言えばサバイバルナイフが欲しい、ガーゼとテープと消毒液もな』
「そな辺はもうあがってるな、よしこんなもんか」
暗闇の中でパッと光る携帯の画面はとても眩しかった。目が悪くなりそうだなと思いそっと目を逸らして壁にもたれ掛かりズルズルと座り込んだ。頭の中で繰り返されるのはアッシュが死んだと報道したニュースキャースターの感情の籠ってない声。
―今朝未明国立精神衛生センターで死亡しました―
―死亡しました―
頭を抱えて踞る。きっとゴルツィネか誰かの陰謀だろうとたかを括っても、愛する人が死んだと、こんな状況で言われてしまったら、しかもこんなテレビのニュースで、見ず知らずの赤の他人に、言われてしまったら…がっくりくるのは仕方のない事だろう。
ふと隣に誰かが座った。いわずもがなマイクだ。携帯を上着の内ポケットにしまいながら小さく咳払いをした。
「…大丈夫か？」
『…暗くて助かったよ』
傷口がヒリヒリと痛んだ。鼻頭がじんと熱くなり、泣いてるんだとやんわりと感じた。マイクの腕が伸びてきて強く肩を抱かれる。叩くように擦られた腕に小さな安堵を覚え、ありがとうと呟いて三角座りをしている足に顔を埋めた。
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ゆうな(プロフ) - えなさん» 私も毎晩泣いてばかりです………アッシュにとっては最高のハッピーエンドだったので私たちにはどうしようもないですよね……ゆっくり自分の中で納得のいく形で納めましょう…BFは立ち直るのにとても時間がいりますからね… (2018年12月23日 10時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
えな - あー、もう泣けます…いろいろ考えると本当にどうしようもないです…気持ちの整理がつかないです。 (2018年12月23日 2時) (レス) id: 590da95d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 彩さん» ですね！！もしかしたら最終話以降撃沈して暫く消えるかもしれないです……笑私もようやっと再開させれてホッとしておる所でございます。ありがとうございます！どうぞこれからもよろしくです！ (2018年12月10日 8時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - アニメもいよいよクライマックスですね！なんだか辛すぎて観れないままでいるんですよね笑 ようやく主人公とアッシュがまた再開できて本当に良かったです！まだ狼狩りが続くんでしょうかね。これからの展開楽しみにしてます！ (2018年12月9日 21時) (レス) id: 97fafabb56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年11月26日 22時
