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帰ってきたアッシュは少し厚みのある封筒を持っていた。横で舟を漕いでいた英二は俺の無事な方の肩に頭を乗せて眠りの世界へと行ってしまった。
『おかえり、何だそれ？』
「BANANAFISHの薬学的正体を推理してみたんだ、読む？」
『いいや、読まない。それともお前が読み聞かせしてくれるか？』
「嫌だね。もうちょっと有意義に時間を使うよ」
英二の懐に潜り込んだアッシュはそのまま持ち上げて寝室へと運んで行った。その間俺は左手を閉じたり開いたりしながら肩の痛みに顔を顰めた。
「痛い？」
『そりゃな』
英二が座っていた所にアッシュが座る。少しクッションが沈んでから反発して戻った。右手にアッシュの左手が絡む。握ったり、撫でたり、摘まんだり。部屋の証明が鈍く反射した指輪がキラリと光った。
「今日は俺が右側で寝るからな」
『いいぞ、気ぃ使わなくて』
「俺は向かい合って寝たいんだよ」
ムスッとするのを横から覗き込んで笑う。少し照れた様に見えるアッシュは立ち上がって俺の腕を引いて寝室へと向かった。
『俺が右側でも向かい合って寝るけどな』
「傷口に響くだろ」
月明かりの覗く窓に背を向けて寝転がる。隣に潜り込んできたアッシュはもぞもぞ動きながら傷口に触れない様にそっと脇に腕を伸ばして抱き着いてきた。両腕でそっと抱き締め返すとピクリと跳ねた。
「それじゃ意味ないじゃん」
『いいの、大人しく抱かれてな』
「…」
首筋に顔を埋めて寝息を立て始める。じわじわと痛む左肩に少し顔が歪む。アッシュの頭に自分の顔を埋める様にしてそっと目を閉じた。規則正しいアッシュの寝息を直に感じながらその温もりに意識を飛ばした。
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ゆうな(プロフ) - えなさん» 私も毎晩泣いてばかりです………アッシュにとっては最高のハッピーエンドだったので私たちにはどうしようもないですよね……ゆっくり自分の中で納得のいく形で納めましょう…BFは立ち直るのにとても時間がいりますからね… (2018年12月23日 10時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
えな - あー、もう泣けます…いろいろ考えると本当にどうしようもないです…気持ちの整理がつかないです。 (2018年12月23日 2時) (レス) id: 590da95d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 彩さん» ですね！！もしかしたら最終話以降撃沈して暫く消えるかもしれないです……笑私もようやっと再開させれてホッとしておる所でございます。ありがとうございます！どうぞこれからもよろしくです！ (2018年12月10日 8時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - アニメもいよいよクライマックスですね！なんだか辛すぎて観れないままでいるんですよね笑 ようやく主人公とアッシュがまた再開できて本当に良かったです！まだ狼狩りが続くんでしょうかね。これからの展開楽しみにしてます！ (2018年12月9日 21時) (レス) id: 97fafabb56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年11月26日 22時
