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サザンカは鞄をガサガサと漁り中から麻酔と消毒、糸と針を取り出した。コットンに消毒を塗りたくり傷口を綺麗にしていく。消毒が染みて尋常じゃない程の痛みを発し思わず涙目になる。
「局部麻酔ね、ここ縫うだけだし」
『ん』
傷口の痛みが酷くて注射の痛みは微塵も感じなかった。暫くすると痛みを感じなくなってきた。頃合いを見てサザンカが傷口に触れるともう既に何も感じなかった。ただ手が乗ってるな、といった素朴な感情しか抱かなかった。
「それじゃあ始めていくね」
『分かった』
「どっこいしょ」
マイクが俺の向かい側に腰を下ろしたと同時に玄関の開く音がしてアッシュと英二が仲良く帰宅した。鍵が開いていたので俺がいると踏んだのか真っ直ぐリビングへ向かってきている。当たってるけど。
そんなことお構いなしにサザンカが針をぶっ指したのとアッシュがリビングに入ってきたのは同時にだった。まず手前にいるマイクを見て驚き更にその奥にいる俺を見て目を見開いていた。
「！？ど、どうしたんだ！？」
「どうしたのアッシュ……A！！？」
サザンカの手際が良くもう既に縫い付けは終わっていた。ぷち、と糸を切るとせっせと片付けを始めていた。
『ちょっと色々あってな』
「麻酔は数時間したら切れる。無理に動かすなよ」
『分かった。さんきゅ、二人とも』
「おう。またメールで詳しく教えてくれや」
マイクとサザンカが部屋を出ていったのを確認した後アッシュと英二が駆け寄って来る。何だか泣きそうな顔をしているアッシュを右腕で抱き締め心配そうな顔をしている英二に笑いかけた。
『心配かけてばっかですまん』
「全くだよ！今朝謝って済むなら警察はいらないって言ったばっかなのに！！」
『はは…』
何も言い返せなくなり乾いた笑いが溢れる。
ぷんすこしている英二は俺の着ていた肩の所が血に染まったパーカーわ処分する為にリビングから出ていった。
「Aの馬鹿…」
まだ麻酔がかかっていれども左肩に響かない様に優しく抱き締め返してくるアッシュ。
だが暫くすると離れてとても寂しそうな顔で俺の頬を撫でた後この後予定かまあるんだと溢した。
『行ってこいよ、こんなんじゃ外出も出来ないしな。大人しく英二にお世話されてるよ』
「…英二のお世話じゃ心配だな」
「…聞こえてるんだけど、アッシュ？」
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ゆうな(プロフ) - えなさん» 私も毎晩泣いてばかりです………アッシュにとっては最高のハッピーエンドだったので私たちにはどうしようもないですよね……ゆっくり自分の中で納得のいく形で納めましょう…BFは立ち直るのにとても時間がいりますからね… (2018年12月23日 10時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
えな - あー、もう泣けます…いろいろ考えると本当にどうしようもないです…気持ちの整理がつかないです。 (2018年12月23日 2時) (レス) id: 590da95d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 彩さん» ですね！！もしかしたら最終話以降撃沈して暫く消えるかもしれないです……笑私もようやっと再開させれてホッとしておる所でございます。ありがとうございます！どうぞこれからもよろしくです！ (2018年12月10日 8時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - アニメもいよいよクライマックスですね！なんだか辛すぎて観れないままでいるんですよね笑 ようやく主人公とアッシュがまた再開できて本当に良かったです！まだ狼狩りが続くんでしょうかね。これからの展開楽しみにしてます！ (2018年12月9日 21時) (レス) id: 97fafabb56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年11月26日 22時
