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いつの間にか寝ていた様でカーテンの隙間から朝日が漏れていた。すやすやと寝息をたてるアッシュの額にキスを落としてリビングへと向かった。
「今日は何にしようかな〜」
そっと開いているドアから中を伺うとブツブツ独り言を言いながら朝食の準備をしている英二がいた。どうやって驚かしてやろうかと数分それを眺めながら思案した後、足音を殺しながら英二の背後へと忍び寄った。
『今日の朝ごはんは何だ、英二？』
「んーと、スパムサンドとサラ…ダ…」
ぐるんと勢いよく振り返った英二は俺を見るなりあんぐりと口を開けた。そして声を発するまでに驚いた顔と泣きそうな顔と怒った様な顔とコロコロと表情を変えた。
「A！心配してたんだからね！！」
『うお、…っと、すまん』
「謝って済むなら警察はいらないんだよ！」
『はあ…』
がばっと抱き着いて背中をバシバシと叩いてくる英二の頭をポンポンと撫でる。すると背後からわざとらしい足音が聞こえてそっちを振り返った。
「…朝っぱらから恋人の浮気現場を目撃した俺の気持ちを10文字程度で答えて欲しいね」
「わわ！違うんだよアッシュ！！」
「みんなそう言うんだよ」
必死に弁明する英二とその全てを仏頂面で論破するアッシュを交互に見つめていると笑いが込み上げてきた。俺が笑い始めると二人とも一瞬ポカンとするがすぐに釣られて笑い始めた。
「はははっ二人とも座ってて、すぐ朝食にするから！」
『ああ、ありがとう英二』
いつもと変わらずアッシュの横に座る。するとすり寄って来たので頭の上に自分の頭を乗せてみた。そしたらピタッと動きが止まったので思わず吹き出した。
「おい、なんだよ浮気野郎」
『いいや、可愛いと思って。あと浮気じゃない。英二は小動物枠だ』
「なんか分かる」
「だーれが小動物だって？」
ぷくっと頬を膨らませながらサンドウィッチの乗った皿を持ってこっちへ来る英二。そういうとこだぞと思いながら笑って誤魔化す。
食パンはトーストしてバターもたっぷり塗ってあるから美味そうだ。久し振りのしっかりとした食事にお腹が鳴る。
「ふ、」
『はは、久し振りのまともな飯だからな』
「それじゃあ沢山食べなきゃ！コーヒー淹れるから先食べてて！」
礼を言って出来立てのサンドウィッチを一口頬張った。
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ゆうな(プロフ) - えなさん» 私も毎晩泣いてばかりです………アッシュにとっては最高のハッピーエンドだったので私たちにはどうしようもないですよね……ゆっくり自分の中で納得のいく形で納めましょう…BFは立ち直るのにとても時間がいりますからね… (2018年12月23日 10時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
えな - あー、もう泣けます…いろいろ考えると本当にどうしようもないです…気持ちの整理がつかないです。 (2018年12月23日 2時) (レス) id: 590da95d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 彩さん» ですね！！もしかしたら最終話以降撃沈して暫く消えるかもしれないです……笑私もようやっと再開させれてホッとしておる所でございます。ありがとうございます！どうぞこれからもよろしくです！ (2018年12月10日 8時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - アニメもいよいよクライマックスですね！なんだか辛すぎて観れないままでいるんですよね笑 ようやく主人公とアッシュがまた再開できて本当に良かったです！まだ狼狩りが続くんでしょうかね。これからの展開楽しみにしてます！ (2018年12月9日 21時) (レス) id: 97fafabb56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年11月26日 22時
