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誰かに頬を叩かれて目を覚ました。このお越し方には覚えがあったので一瞬目の前にブロンドが写るのかと思ったが見えたのはぼんやりとしか黒髪のシルエット。
『…何しに来た』
「簡単に言うと救出」
『は？』
カチャカチャと音が鳴ると同時に手枷が取れて手が自由に動く。次に首に手を置かれ反射で払い除ける。
「まだ見えてないんだろう？大人しくしててくれ」
『信用ならん』
「ごもっとも」
首筋にちくりと痛みが走ると同時に詰まった様に感じていた耳が楽になる。もう一度、ちくりと刺されると今度は視界が少しましになった。
「目は徐々に回復するよ」
はっきりと聞こえる音に少し驚く。急に聞こえると変な感じだ。
突如手に冷たい機械の感触がしてユーシスから距離を取る。
『何だ、』
「銃さ。これからここでドンパチが始まるからね。持っておいた方が良い」
手を取られしっかりと銃を握らされる。俺は少しクリアになった視界でユーシスの顔の輪郭をしっかりと捉えそれを睨み付けた。
『アッシュは、無事か』
「無事だよ、多少の傷は勘弁だけど」
そう言いながら部屋を出ていこうと踵を返すユーシスに俺はひとつ尋ねた。
『お前は…何がしたいんだ？』
「……さあね」
何か含みのある声色でそう言ったユーシスはひらひらと手を振りながら部屋から出ていった。俺はそれをじっと見つめてから銃の中に入っている弾の数を確認した。
暫くするとけたたましいサイレンが鳴り響きドンパチが幕を開けた。俺は一つ深く深呼吸をして入り口の横の壁にもたれ掛かり遠くから聞こえてくる足音に耳を済ました。
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ゆうな(プロフ) - 小鳥遊さん» わあ〜！そう言ってもらえて嬉しいです！！もっと知れ渡る様に私も精進しないとです！！ (2018年10月7日 23時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊 - もっといろんな人にこの作品の良さを知ってもらいたいですね！ (2018年10月7日 23時) (レス) id: b38db4a895 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 喜助さん» ありがとうございます〜！！更新頑張りますね！ (2018年9月29日 19時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
喜助 - 続きが気になります！内容も面白いです！ (2018年9月29日 11時) (レス) id: 462d6c0b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年9月24日 15時
