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目を冷ますと頭にタオルがかかっていた。ふと横で気配がして顔を向ける、がどうもまだ視界が歪んでいて良く見えない。
「A…！」
『アッ…シュ……か…？』
「ああ、俺だよ」
手をぎゅっと握られる。握り返そうと手先に力を入れるが幽かに動いただけで握る事は出来なかった。
「…力、入らないのか？」
『す、まん…目も…良く見えない』
「！！失明じゃないよな…？」
『多分、一時的な、やつ…』
泣きそうな声で言われるもんだから今こうして体も動かす事が出来ない状況が酷くもどかしい。せめてもと表情筋を動かして笑うと壊れ物を扱うかの様にそっと頬を撫でられた。ああ、凄く抱き締めてやりたい。
『ショーターは、なんて…？』
「不審なとこは無いって。あのばあさんの身元も分かったってさ」
『へ、え…』
丸め込まれたか…ショーターを上から抑え込める権力を持つ者…ショーター達の中の掟とやらは良く分からんからな………李家……、か……？
「俺は向こう戻るからしっかり寝てよろ」
『ああ……すまんな』
「謝んなよ。おやすみ」
おでこにキスを落とされる。未だにぼやけて見えないので今アッシュがどんな表情をしているか分からない。立ち上がったアッシュが部屋を出ていく足音を目を閉じながら聞いた。
なんとか体を動かそうと力を入れてみるも少しぴくりと動くだけでほぼ動かないに等しい。諦めて小さく溜め息をついた時、幽かに人の気配がした。
『誰だ、』
「やあ、凄いね。そんなに弱ってても分かるんだ」
『…ユーシス』
冷や汗がたらりと頬を伝った。
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ゆうな(プロフ) - 小鳥遊さん» わあ〜！そう言ってもらえて嬉しいです！！もっと知れ渡る様に私も精進しないとです！！ (2018年10月7日 23時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊 - もっといろんな人にこの作品の良さを知ってもらいたいですね！ (2018年10月7日 23時) (レス) id: b38db4a895 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 喜助さん» ありがとうございます〜！！更新頑張りますね！ (2018年9月29日 19時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
喜助 - 続きが気になります！内容も面白いです！ (2018年9月29日 11時) (レス) id: 462d6c0b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年9月24日 15時
