美しき夏に別れを ページ14
ぞろぞろと部屋に人が入ってくる気配と音で目を覚ますと当たりはもう真っ暗だった。昼も食べずに眠りこけてたのかと頭を掻きながら呑気に思う。
『お前らコーク飲むか？クーラーボックスに三本入ってるんだ』
「おっいいねえ！」
ジェニファが用意してくれたコークは一人一本だがアッシュは貰った直後に飲んでしまっているため残りは俺達３人分だ。
「アッシュはまだ帰ってこないよ」
「ここはヤツの生まれて育ったところなんだ。心配いらねえ」
『もし探しに行くってんならコーク飲み干してからな』
うん、と言ってコークを飲み干す英二に苦笑いをしながら自分もコークを飲み干す。先に出ていってしまった英二の後を追うようにドアを開けた。
「おーい、やっぱりオレも行くぜ」
ショーターも俺に続いて慌てた様に部屋を出てきた。
「ううっさみい！」
「やっぱりボストンの近くだな…夜は冷えるや」
「Aは暖かそうだな！」
『そうだな』
アッシュの名前を叫びながら歩いていく二人の後ろをゆっくりとついていく。ふわりと冷たい風が吹くがモッズコートのお陰で寒いとは思わない。
「あれ、アッシュの親父さんの店まだ明かりがついてるよ」
「ほんとだ…もう閉めるって言ってたのにな」
「もしかしてアッシュは行ってるんじゃない？あんなこと言ってもやっぱり親子だもの」
店に近付くように歩いて行くと店の窓の横に人影が見えた。どうやら中の様子を伺っているらしい。
「あれ？ほら、やっぱり！」
「！？待て様子がおかしい…」
『！馬鹿叫ぶんじゃ…』
「アーッシュ！！」
俺とショーターの制止は悲しくも無視され英二は元気良くアッシュの名前を呼んだ。弾かれた様にアッシュがこっちを見るのと同時に窓ガラスが勢い良く割れる。
臥せる二人を置いて俺は遠回りをして死角を通りアッシュの反対側へと貼り付く。
「アッシュ・リンクス！小僧聞こえるか？」
「…」
「親父と女の命が惜しかったら銃を捨てて出てくるんだ」
ゴルツィネの
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ゆうな(プロフ) - 小鳥遊さん» わあ〜！そう言ってもらえて嬉しいです！！もっと知れ渡る様に私も精進しないとです！！ (2018年10月7日 23時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊 - もっといろんな人にこの作品の良さを知ってもらいたいですね！ (2018年10月7日 23時) (レス) id: b38db4a895 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 喜助さん» ありがとうございます〜！！更新頑張りますね！ (2018年9月29日 19時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
喜助 - 続きが気になります！内容も面白いです！ (2018年9月29日 11時) (レス) id: 462d6c0b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年9月24日 15時
