I miss you ページ2
鏡の前で髪に櫛を通す。慣れた手つきでハーフアップにする。そして鏡の前の自分を見つめる。朝8時の事。
今日は休日で学校も休みだ。私の唯一気の抜ける2日間。5日間よく頑張ったよ自分。褒めたたえよう。
今日は生憎の雨だが、散歩しに行こうと思ってる。家の周り何もないし、草木が生い茂ってるから気分転換。
こんな生活を初めてから早一年になるけど、今日みたいな日は一生忘れないだろうね。
空はとても暗かった。雨もパラパラ降っていたのが時間が経つにつれて激しさを増す。雨が傘と地面に叩きつけられる音だけが木霊している。私はそんな中を歩いていた。まさか、ね、人が茂みから飛び出してくるなんて思いもしないでしょう？
「わっ……！」
『きゃ、っ』
衝撃で体が投げ出され、地面に叩きつけられる。傘も飛んでいき、雨が一気に私の体を濡らす。一瞬何が起きたか分からなくなり辺りを見回した。すると私の近くに同じように尻もちをついている男の子がいた。ようやく彼とぶつかったのだと理解した。
『…すいません。大丈夫、ですか？』
「えっ……は、はい。大丈夫です。貴方もお怪我は？」
『大丈夫。濡れちゃったね…このままじゃ風邪引くから家おいで。近くだから』
見た目からして年下だろう。暫く考える素振りをしてクリクリした目を私に向けて頷いた。
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ゆうな(プロフ) - たいやきさん» ありがとうございます！いえいえ！読んでくれて嬉しいです！！ (2017年3月11日 20時) (
レス) id: 25cbb648e6 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - レギュラスいいです！ゆうなさんの小説面白いです！いろんな作品にお邪魔してしまってすみません（笑） (2017年3月11日 14時) (レス) id: 6d018b39e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2017年3月1日 22時
