私より遥か遠い君へ

# カレノジュウヨウセイ ページ4

「 フェイは舞踏会来客者よりも重要な役目を果たしてもらう 」

『 、 ？ 来客者よりも重要 、 ？ そんなことある ？
っていうかよくそんなポジションを取れたものだよ 』

「 うん うん 。 俺も不思議だ 。
あとさ
別に俺たちだってまえまでは舞踏会の人たち全員殺しちゃえばおーけーだったでしょ ？
いつもと同じパターンでいいじゃん 。 変える必要性が感じられないよ団長 」

「 今回は依頼内容が暗殺でな 。
両親以外は被害を及ばすなという依頼内容となっている 」

「 うげ 、 何その依頼 。 パパッと終わらせれるなら惨殺でもいいじゃん 」

『 うん 、 まあ 、 はは 。 ソウダネ 』


なんか今シャルすごい怖い


「 というわけだ 。
依頼内容の説明はここまでだ
本題のフェイの役割の話だが 」

「 …… 」

『 …… 』

「 ………ターゲットの娘の偽許嫁となった 」

「 え ？ 」

『 、 へー 』

「 本当に○○には申し訳ないと思っている
フェイと仲が良かったからな 、兄妹のような関係だっただろう ？
見ず知らずのやつに兄妹が嫁がされる感覚だ きついだろう 」

『 え あ うん 全然 ！ 全然大丈夫だから ！ 』

「 それならいいんだが 」

「 ふーん じゃあ今回はフェイと○○がペア組む確率は0ってことか
ふーん 、 」

「 ということだ 取り敢えず二人には前以て説明しておいた
後で全体で説明するだろう 」

「 りょーかい 」

『 りょーかーい 」


クロロが元の場所へ戻ったらシャルがこう告げた


「 ねーねー リョウカ 」

『 なに ？ 』

「 俺さぁ ○○のパートナーに立候補していい ？ 」

『 、、今回の任務のパートナーね
どうだろうペアでやるかわかんないし 』

「 あ 、 そうあってるあってる
てか見事ひっかかんなかったね 」

『 一瞬引っかかりそうになったけどね 』

「 ありゃ 、 惜しい 」

『 シャルそんな見た目してるくせにいろんな女の子と遊んでるからさ
油断ならないね 。
なんか女の子の扱い慣れてる感じ 』

「 そう ？ やっぱり出ちゃってるかな 〜 」

『 うん 。 私にもわかるんだからバリバリ 。 』

「 、 へー 。
でもね 、 俺これでも本命いるの 」

『 え！？ 』

「 あはは 。 じょーだん 今度は引っ掛けられたね 」

『 悪趣味 〜 。 フェイとは違う方向の 』

「 褒めてる ？ 」

『 病院行く ？ 」

「 いーいー 、 行かない 」

『 今なら一緒に行ってあげたのに 』



そんな事を揶揄う様に告げると後ろから物音がした

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