2章11話 ヤバい演者 ページ40
完全に負け犬の台詞を吐きながら、彼女は淹れたてのコーヒーをAにぶちまけ──ようとした手を素早くAに掴まれ、熱々のコーヒーが入ったカップを奪われる。
「なっ、」
「貴女、お名前は何だっけ? ターナ? それともハリャ? アリカだったかしら?」
冷たい目をしたAに尋ねられ、ターナは、かっと顔を赤くさせる。
「なっ、ターナよ!! そんな事も覚えられないの!?」
「じゃあターナ。私がひとつ、
噛み付くターナの態度を無視し、笑顔で床を指さすルルリ。ターナは怪訝な顔をして反抗する。
「はぁ? するわけ……」
Aはターナの肩を持ち、そのまま強引に地面に押し付けた。ゴツン、と鈍い音がしたので、彼女はきっと尻を強打している。Aは、光の無い目で笑っていた。
「ターナ。貴女今日、舞台の上で醜い嫉妬っていうどうでもいい私情で“
「キャッ!! やめなさいよ!!」
周りのスタッフや取り巻きは、Aの迫力に押されて止められずにいた。しかし、直接対峙しているターナだけは、その“ヤバさ”に気が付けないでいる。
(ま、気付けたらあんなに突っかかってないんだろうケド……)
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わっし - イルミとの絡みも過去編?も凄い好きです…!武器を自由に操れる…武器の威力も操れる…ってコト?! (1月3日 0時) (レス) @page43 id: bdc57886de (このIDを非表示/違反報告)
あめ。(プロフ) - Asaちゃんさん» コメントありがとうございます。イルミとの関係性は自分でも気に入っている部分なので、そこを肯定して頂けて、すごく嬉しく思います……!! この気持ちでこれから先、更新頑張ります! (2021年5月29日 1時) (レス) id: d0d59a8df2 (このIDを非表示/違反報告)
Asaちゃん(プロフ) - やばい、イルミとの絡み方がすごく好き!更新楽しみにしています^ - ^ (2021年5月28日 7時) (レス) id: 245967808e (このIDを非表示/違反報告)
あめ。(プロフ) - ダチュラさん» そう言って頂けてとても嬉しいです……!!調子に乗って、連日更新してしまいました笑。閲覧、暖かいコメント、ありがとうございます! (2021年5月28日 1時) (レス) id: d0d59a8df2 (このIDを非表示/違反報告)
ダチュラ - 初見です!!続き気になる……!!更新待っています!! (2021年5月27日 22時) (レス) id: d99cf3ac4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あめ。 | 作成日時:2021年5月22日 0時