００１ 泣き落とし ページ3
目覚めるとそこは屋根の上だった
鳥にでもなったのかな
そう思って喋ると人の声だ、嬉しい
でもイタリアとは違った風景
でもどこか似てる、そんな感じ
寝転がりながら青い澄みきった空を眺め
つくづく運の良い奴だ、そう思った
ぐうぅ〜〜っ
勢い良くお腹の音がなった。朝からそーいや食べてない……
持ち手は幻覚で隠したバズーカとリングだけ、一文なし
「…とりあえず降りよ」
ぴょんっ
常人じゃないからこそ出来る技だ、一般人がやったら足の骨バキバキ
「…これ何語」
多分ステーキの絵が書いてあるから定食屋だと推測できるが
文字の方は解読不可だった
「私、どこに来ちゃったんだろ」
鳴るお腹を抑えながらうつむく
これでも私は元ヴァリアー幹部
最低7ヵ国語は話せるし書けるのに……
うぅ……、バイトしよ
まかない貰えるし、住み込みしよう
ガラッ
「私を雇って下さい!!」
必殺スライディング土下座しながらの泣き落とし、これに落ちない者はいなかった
いきなりの私の土下座にビックリしている様子の店主のおじさん
「…何かあったの?」
心中察してくれたようだ
「私家追い出されちゃって…無一文で……ｼｸｼｸ」
「そうなのかい……」
同情してくれている様だ、うん嘘は言ってないよな
暗殺者と言えど良心くらいはあるつもりだから
「うん、じゃあハンター試験までの期間なら良いよ」
ニコッと笑いかけてくれた優しい店主さん、此処に天使がおるよ
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俊 - これからも更新頑張って下さい!(>∀<*)楽しみに待ってます! (2014年8月1日 12時) (
レス) id: dc7ca86156 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - すごく面白いです^ ^更新頑張って下さい (2014年5月13日 11時) (レス) id: f8bb8046c1 (このIDを非表示/違反報告)
Ｄｅｓｓｅｒｔ - 初めまして、この作品おもしろいです。 これからもがんばってください！ (2014年2月10日 18時) (レス) id: 59539fd838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2014年2月9日 18時
