検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:14,522 hit

死んでもいい pdl 荒北 ページ7

※捏造表現あります。荒北→福富


「あーらきったさーーん!ふっくとーみさん!」
「アァン?」
「オハヨーございます!」
「はよ。」
「おはよう、A。」

二人が振り返って私に挨拶を返してくれるのを見て、今日も幸せだと思う。
これが私の朝の日課である。

何気なく下を来てコンクリートの隙間にタンポポがはえ始めているのを見つけた。
ほほを撫でる風は柔らかく、暖かい。

王者箱学の三年の先輩方は、あと3日で卒業する。


「黒田から聞きました。合格おめでとうございます!」

ニッと笑って二人の合格を祝う。

「ありがとう。」
「ケッ!当たり前だろ、王者箱学のエース様とそのアシストだぜェ!負けるわけねぇダロ!
「まぁ、ですよね。」
「んでも、あんがとヨ。」

こういう小さな優しさにいつも心臓を鷲掴みにされる。

「そういえば、Aはどこの大学を受けるんだ?
2年でも、もう受験勉強は始まっているんだろう?」
「あー、抹茶の水女子大学とかを一応目指してるんですけど・・・。」
「ウソ!?お前そんな頭いいのォ?」
「なんだ荒北、知らなかったのか。Aは賢いぞ。」

「まあ、なんとか学年で5番内をキープしてます。」
「ウソだろォ!?男よりも可愛い女子が好きなAがァ!?」
「可愛い女の子が好きなのと賢いのは関係ありません!」
「・・・なんかショックだヨォ。」

話しているうちにもう玄関についてしまう。
二人とは一学年違う私は、ここでもうお別れだ。

「じゃあ、また。」
手を振ってその場を離れる。
振り返って見ると、二人は仲良さげに玄関へ入っていった。
笑いながら福富さんを見る荒北さんの目には、
絶対にほかの誰にも見せないような熱がこもっている。

私は絶望的な恋をしたのだ。




「よーしみんな集まったかー!」副主将である黒田が声を上げる。
「では、三年生バイバイ秘密作戦の準備についてミーティングしまーす!」
「おいAそんな名前にした覚えはないぞ。」
「チッ!ケツのあなのちいせえ男だな!」
「泣いた」

「まず、卒業式が終わったあと、捕獲係は帰ろうとしてる3年生方を捕まえよう!
んで、みんなのところに連れてきて、そこでクラッカーをパーン!
「卒業おめでとうございます!先輩愛してます!」と叫ぶ。
プレゼントを渡して、バイバイ!」

「色々とツッコミたいけど、まあいい。だいたいそんなことだ。質問あるか?」
「はいはーい!」
「何だ葦木場。」「捕獲係って誰?」
「「お前だよ!」」
.

死んでもいい 2 pdl 荒北→←こんなにも AOT ベルトルト



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ルイ - リク失礼します、ゴンの受験応援メッセージ的なものが欲しいです、お願いします (2018年1月9日 14時) (レス) id: 26c2f66c06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - みんくるさん» ピトーは女設定で主人公は人間でお願いします (2017年7月8日 8時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
みんくる(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» ネフェルピトーの性別についてはどう解釈しておられますか??加えて主人公はどんな子がよろしいですか?ほかにもなにかご要望ありましたら、教えてくださーい!(^◇^) (2017年7月4日 17時) (レス) id: e14791fad0 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - リクでネフェルピトーに溺愛されたいです (2017年6月30日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
みんくる(プロフ) - ノリコさん» ありがとうございます〜返信が遅れて申し訳ありません。今週中にあげます! (2017年3月29日 1時) (レス) id: 16f7f3249f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんくる | 作者ホームページ:http://nanos.jp/connector/  
作成日時:2014年8月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。