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降参です H×H クラピカ  ページ14

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私には恋人がいる。

だがしかし、彼女の中身はすこしだけ世界のものさしから外れている。

たとえば
「クラピカ」
「何だ?」
「キスしたい」

「・・・・・・・・は!?」


こんなふうに。





「っはぁ・・・・・」

重たいため息とともにテーブルに突っ伏す。
テーブルの冷たい温度が頬にひんやりとあたって涼しい。

誰かがリビングに入ってきて足音が聞こえる。

「どうしたクラピカ、元気ねえな」
「レオリオ・・・・君は悩み事とは程遠い人間だよな・・・・」
「はぁ!?!?どう言う意味だそりゃあ!!」

「なんだ、クラピカ。またAか?」

顔を上げるとコーラを冷蔵庫から取り出すキルアがニヤニヤと笑ってこっちを見ていた。

「ああ。」
「で?」
「・・・・・・私たちがそんなに進んだ関係では無いという事はみんな知っていると思うが」
「まあね」
「・・・・・・今日、Aにキスを要求された」

話を聞いていた二人が同時にコーラを吹きだした。


「きたない」
「いや、これは仕方ねぇって、えぇ!?!?まじかよ、あいつ」とレオリオ。
「・・・・あいつ、そんなこと言うんだ」キルアが服の袖で口を拭く。

「どうすればいいんだ?俺は」
「そりゃ、素直にキスの一つや二つぐらいしてやりゃ、いいじゃねえか」
「そうだぜ。流石に今まで付き合ってきたのにキスもしてないんじゃ、ちょっと遅すぎじゃね?」

「そんなこと言ったって・・・・」
「っかーー!!!お前ってやつはどうしてそういうことに関して、そんなに奥手なんだ!!
女はな、皆男に引っ張ってもらいてえっていう気持ちが少なからずどっかにあるんだよ!
それを、お前がはずかしがってどうすんだ!!」

「私だって恥ずかしがってるわけじゃないんだ!ただ・・・」
「なんだよ」

「キスしたら、止められなくなりそうで」

だんだん語気が弱まって、か細くつぶやくようになったその言葉は、
しんと静まった部屋で響いた。

「だってよ、A」キルアが後ろを向く。そして二人共部屋を出ていこうとする。

「は!?ちょっと待て、どういう」
「こういうこと」

とキッチンからひょこっと顔を出したのは、私の悩みの原因である、Aだった。


「ぜ、全部聞いてたんだな」
「もちろん。バッチリと」
「しにたい・・・・・・」

「俺は・・・止められなくなっても、いいよ」
「え?」
「だから」


唇に柔らかい感触。Aの顔が近い。

「こういうこと」





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お酒にまつわるはなし→←連載:落下速度(番外編if) ヒソカ 下



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ルイ - リク失礼します、ゴンの受験応援メッセージ的なものが欲しいです、お願いします (2018年1月9日 14時) (レス) id: 26c2f66c06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - みんくるさん» ピトーは女設定で主人公は人間でお願いします (2017年7月8日 8時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
みんくる(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» ネフェルピトーの性別についてはどう解釈しておられますか??加えて主人公はどんな子がよろしいですか?ほかにもなにかご要望ありましたら、教えてくださーい!(^◇^) (2017年7月4日 17時) (レス) id: e14791fad0 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - リクでネフェルピトーに溺愛されたいです (2017年6月30日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
みんくる(プロフ) - ノリコさん» ありがとうございます〜返信が遅れて申し訳ありません。今週中にあげます! (2017年3月29日 1時) (レス) id: 16f7f3249f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんくる | 作者ホームページ:http://nanos.jp/connector/  
作成日時:2014年8月8日 0時

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