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フェイタン【謝れば大丈夫】 ページ37

「こんにちはー!」



「何しにきたね、こんな所に」




「フェイタンに会いに来た!」



「ボウガン持てか?
 狩りに来るつもりが返り討ちにされに来たの間違いね」



「もー、私がフェイタンを狩ろうとしたことなんて今までにあった?」



「先週も同じ会話して住処こわされたね」



「それでわたしは右手に深手を負ったんだよー?」



「本当に何がしたい、お前

 理解に苦しむよ」




洞穴というか洞窟と言うかな場所にひとりで生活しているフェイタン。




見た目はただの小柄な男性だが、月が出ると凶暴になる狼男なのだ。



先日彼の討伐を依頼され来てみたものの、手も足も出ない大変な状況なのである。





「ちょっと皮剥がさせて....」



「きゃか(却下)」



「うーん、困るなぁ....」







腕を組んで考え込むと、ふと彼の態度が気になった。

そういえば討伐依頼のターゲットにしては穏和だ。
今は人の時間だからかもしれないけれど....





「なんでみんなを怖がらせるの?」




「別にワタシそんな気ないね
 連中がかてに怖がてるだけよ」



「そーなの?!」



「だいたいワタシざしょく(雑食)....
 人肉なんて趣味悪いもの食べないよ」



「そーなんですか?!」



「お前本当に無知.....」



「失敬な.....!!」





獣の分際で.....!!

なんて人らしいんだろう←






「いい加減帰るね
 ワタシお前になんか興味無....」


「誰か好きな人いるってこと?!」



「ハッ?」



「だって私になんかってことは、ほかに気になるコいるってことでしょ?!」



「そういう意味じゃな....」



「誰?!ね、教えて!!」



「な!お前なんかに教える筋合い無いよ」



「えー、ちょっとだけ!ヒント!」



「・・・・・・ひと....」



「へぇ、男?女?」



「お前本当に.....」



「え〜どんな人?」



「怪我してるね」



「え、なんで?」



「ワタシが、やた....から」



「え、そうなん....だ...」



「だから、もう会いに来ないね」



会いに来ない...?と言うことは前まで一緒にいたってこと?

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設定タグ:hunter×hunter , 短編   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:安田 | 作成日時:2013年3月26日 23時

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