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フィンクス【お姫様は守らせてくれない】 ページ19

「A!」


「フィンクス〜どうしたの?」


「どうしたも、こうしたもねぇよ!
 そんなになるまで仕事すんな!」


「大袈裟だなぁ」



Aは今、怪我の療養で自分の家のベットに寝ている。




「今回は何してたんだよ」


「ボディーガードのお仕事だよ」


「で?どうしたら脚の骨が粉砕すんだ」


「鉄球が落ちてきたの」


「はぁ.....もっと体を大切にしろよな...

 Aだって女なんだから」



「あはは〜

 鉄球に足を潰されても自力でホームに戻ってこられるのを世間では女とは言わないよ〜」


「そういう冗談は良いからよ....」



半ば呆れる俺をよそに、ケラケラしているAは見舞いに持ってきた焼き菓子を開く。


「ガレットだー」


「なぁ、A。

 なんつーか、その、一緒に旅団で行動しねーか?」


「無理」


「んでだよ....」


「私人殺せないし」


「でもよ...!」


「でも........なに?」


ケラケラ菓子を食っていたAの表情が一瞬にして堅く、冷たく変わる。



「俺が守ってやるから」


「ありがと、でも自分の身は自分で守るから」



「・・・・・・現に守れてねーじゃねえか」


「でも依頼人の男の子は無事だったよ」


「ハァ?!」



「なんども言うけど私は旅団には入らないよ。

 例えフィンクスを殺すことになっても」



「そう・・・・かよ・・・・」


「ごめんね」


「いや、Aがそうしてえならそれでいい」


「うん、ありがと」




告白して、フラれたような空気になる。
なんとなく気まずい。



「じゃ、また来るな...」


「はーい、またね」





「俺は、Aが旅団に入らなくてもお前のこと好きだからな」



寝室から出て行こうとして言う。
Aの顔がもうみれない。
もう一度みたら、もう......






「私もフィンクスが人を何人殺そうとフィンクスのこと大好きだよ」



「!!」





ニコニコしてるのが見なくても伝わってくる。
そうだよな、別にAらしい答えだ。


好きなAが変わってなくて良かった。
コレからもそのままでいてほしい...なんて、何言ってんだ俺は。







(きっと私もいつかは...)
(大好き…か...)


__________


リクエスト4ついかがだったでしょうか?

個人的にはもう少し頑張りましょうレベルでした、本当にすいません(T^T)

コレがあのスランプってやつですか......orz

フェイタン【ちゃんと食べますよ】→←クロロ【かまってちゃんの憂鬱】



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設定タグ:hunter×hunter , 短編   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:安田 | 作成日時:2013年3月26日 23時

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