【テニスの王子様】トゥサーブプレイ！ (ページ3)

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１日目ページ3

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『きょうからおせわになる、くがAです！よろしくおねがいします！』

目をキラキラさせながら挨拶をしたA。

彼女はまだ幼稚園を卒業し間もない子供である。

そんな彼女は、今日から通うテニススクールの生徒やコーチへの挨拶をした。

ｺｰﾁ「お！元気いっぱいだな！今日からよろしくな！」

『はい！』

？「ねえねえ。きみはテニスははじめて？」

不意に後ろから声をかけられ、くるりと振り向く。

ゴチン、と額同士がぶつかり合った。

いたい…、と声をかけた主は額を押さえてうずくまってしまった。

『ご、ごめんなさい！』

？「ううん、おれのほうもわるかったんだ。こっちこそごめんね。

おれはゆきむらせいいち。きみはテニスははじめて？」

ゆきむら、と名乗る子の第一印象は『おんなのこか。』であった。

そして質問の意味を理解するのに数秒間の時間を要した。

『おとうさんにすこしおしえてもらってたよ。
あ、くがAだよ。よろしくね！』

幸村「そうなんだ！じゃあおれとうと？」

？「せいいち！さきにはしりだしてどうした…ってだれだ？」

幸村「あたらしくはいったくがAだよ。あ、このこはさなだげんいちろう。おれのともだち。」

さなだ、と呼ばれた子は少し大きめの帽子をかぶり、不思議そうにAを見ていた。

そして精一に一緒に打とうと言われた、Aは

『いいよ！うとう！』

とノリノリであった。そして弦一郎も交えて打っていた。

…こんなことは言いたくないが、打ち始めた瞬間、Aは五感を奪われて泣きわめいた。

そして精一も泣きわめいた。ギャン泣きである。