11話 ページ12
「渚くん！杉野くん！七瀬さん！」
奥田さんの呼びかけで重たい瞼を開ける。
辺りを見回すが、気を失っている間に連れ去られたのか、茅野ちゃんと神崎さんの姿はない。
「ごめんなさい、思いきり隠れてました……」
『いいよいいよ、怪我でもしたら大変だもん』
私がそう言うと、倒れていたカルマくんがむくりと起き上がった。
「……犯罪慣れしてやがるよ、あいつら。通報してもすぐには解決しないだろうね。つーか、俺に直接処刑させて欲しいんだけど」
カルマくん、めっちゃおこリンピックじゃん。
怖いけど、やっぱり顔がいい。
「でも、どうやって探し出すんだよ……」
杉野くんが項垂れる。
確かに、不良たちがどこに行ったか全くわからない。
このままだと、二人はかなり危ないわけで……。
『しおりの地図を見る限り、京都ってめちゃくちゃ広いから無理ゲーすぎない？マジつらたん……』
すると、渚くんが私が顔を見てハッとした表情をした。
『どうしたの？渚くん』
「……もしかしたら、しおりが役立つかもしれない」
あのバカデカいしおりが？と首を傾げたけど、案外使えるかもしれない。
渚くん、天才すぎて億千万リスペクトだわ。
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りこ(プロフ) - フォレットさん» ありがとうございます！ (2020年3月17日 18時) (
レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
フォレット - めちゃ面白いです！更新頑張って下さい！待ってます！ (2018年9月5日 19時) (レス) id: 12bb29eccb (このIDを非表示/違反報告)
チーズフォンジュ(プロフ) - きなももさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2018年8月6日 19時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
きなもも - 面白かったですっ！これから頑張れー！！ (2018年8月4日 14時) (レス) id: b65aaa6df0 (このIDを非表示/違反報告)
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