練習室の君 ２

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『 あ 、あの社長は … ？ 』




廊下に出たはいいものの 、

なんとなく気まずくて話しかければ 、



TH「 だいたい隙が多いんだよ 」



なんて別の話題に変えられてしまう 。





『 隙 、 … ですか ？ 』


TH「 そう 、隙 。… ほら今だって 』




そういえば手を引いて抱きしめられる 。





『 ぇっ 、あ … えっと 、テヒョンさん / 』



酔いが回ってきたせいか熱くなってきた 。






TH「 ん 、お酒くさい 、Aちゃん 」



耳元で囁かられれば 、

テヒョンさんの髪の匂いとかが分かっちゃうわけで

嫌でも意識してしまう 。





TH「 いじめすぎた ？ ㅎ 」




離れると意地悪な笑顔を向けて 、

頬をつねられる 。





『 心臓に悪いので 、もうダメ … です 』


恥ずかしくて目を逸らせば優しく撫でられる頭 。




TH「 お酒飲んだ時はもうしないよ 。

でも俺は諦める気ないからね ？」



そう意味深なことを言えば 、

「 あんにょん 」なんていってヒラヒラと手を振り

帰っていくテヒョンさん 。




TH「 あ 」


そう言って振り返ったと思えば 、




TH「 オッパ 。俺 Aちゃんより 年上だから 」


むすっとして私を見つめる 。





『 はい 、オッパ 気をつけて帰ってください ！』


笑顔で手を振れば満足そうにまた歩き出す 。







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