【ﾊｲｷｭｰ!!】リアル鬼ごっこ

二三話 ページ27

西「元気にいこうぜ!!」

田「オー！」
虎「ファー！」
犬「イエーイ!!」


俺達のグループは、俺、龍、虎、犬岡、木兎さん。
だから今この時も、いつも通りにしか感じられない。

今は、最上階の音楽室にいる。




そういえば、さっきから木兎さんの姿がない。


西「木兎さん、どこだ？」



ついさっきまではうるさいくらい喋っていたはずなのに、声もしなくなった。



虎「あぁ、木兎さんならピアノの影で、しょぼくれてるぜ！」

田「は？なんでだ？」

犬「赤葦さんと、同じグループになれなかったからっぽいっス！」

西「え？それだけなのか？
　 木兎さーん!!三年生がそんなでどうするんスか！」

木「･･･(ｼｮﾎﾞｰﾝ」



それだけの事でしょぼくれているなんて、情けない。

このしょぼくれも、赤葦さんに会うことが出来ればすぐに直ってくれることだろう。


俺達は通常運転だが、他のみんなは大丈夫だろうか。
あんなルールを読まされて、急に何かが始まって、心配しないことなど出来なかった。

何か起こってたらどうしよう。



ここは音楽室。
防音だから周りの音は聞こえない。



このゲームが本物だと信じているわけはないが、もしも何か異変があったら...


あれこれ考えていると、話し合いをしろという放送が流れた。


早く体育館に行こう。
みんなに早く会いたい。
体育館に行って、みんなの無事を確かめたい。




だから･･･


西「みんな、体育館いこうぜ!!」

他−木、西「オー！」

西「木兎さん!!体育館行けば、赤葦にも会えますよ!!」

木「!!よし、行くぜ！ヘイヘイヘーイ！体育館まで競争な！」









みんな、無事だよな？


まさか、何か起きているなんてことはないよな？

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