【ﾊｲｷｭｰ!!】リアル鬼ごっこ

七話 ページ9

澤「まず、ルール読まないか？」





長い沈黙の後に、大地先輩の声だけが響く。







みんなの顔の緊張は溶けないままだ。




私はこの空気に耐えられなくなり、ルールを読み上げることにした。









貴「私、ルール読みますね！」

菅「あぁ、ありがとう！よろしく･･･｣


貴「えっと･･･
ルール1、行動範囲は、学校のみ。
　 ルール2、捕まった者は、その場で殺･･され･る。
　 ルール3、一人も殺せなかった鬼は、皆の前で･･一番仲のいい人に殺される。
　

　 何これ...嘘でしょ？ 」




強張った空気は、更に凍った。



見かねた飛雄が言った。



影「A、もういい。俺達が自分で確認するから。」






飛雄の一言で、皆が舞台に上がってきた。




ルール確認が終わったのだろう。


今までの沈黙が嘘のように、みんなが一斉に騒ぎ出した。





月「なにこれ、ふざけすぎデショ。」

山「うん･･･｣









これは一体何なんだ？







もしもいたずらだとするならば、それとも、万が一、億が一本当だとするならば、









これは誰の仕業で、









この先に見えるものは、一体何？

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