二十話 ページ24
ゆっくりと開かれていく扉。
その向こうに見える廊下は、無限に続くと思われるような闇。
その闇から近づいて来る一つの影とその足音。
やがてその影の主が分かった。
な ん で ?
「××さん。今までありがとう。」
何をしようとしている?
何をその手に持っている?
突然誰かが言った。
矢「金田一!!危ない!!避けろ!!」
金「え?」
岩「金田一!!」
金「っっっっいっ!」
それは一瞬の出来事だった。
金田一のTシャツに、新たに赤い花が咲いた。
苦しそうなうめき声と血が混ざったものを溢れさせながら、金田一はゆっくりと地面に膝をついた。
及「嘘...」
やがて、金田一の身体から力が抜けて、床に倒れ込んだ。
その周りには、新しい鮮やかな赤が広がっていく。
そして・・・
金「俺は、多分もう死ぬ。なぁ、国見。お前は、死ぬな、よ。そ、んで、烏野に、影山に、勝て。
泣いてんじゃ...ねぇよ。」
金田一は、力を振り絞るように、かすれた声で、ゆっくりと言葉を紡いでいった。
国「きんだいち。。なに、最後みたいな事言ってんの...」
国見の言葉など聞こえてはいないように、今にも消えそうな声で、金田一は続けた。
金「岩泉さん、及川さん、矢巾さん、、、いま、まで、ありがとう・・・ございました。」
あぁ、もう消えてしまう。
国「もういい、お前、もう喋んなよ...血が!」
それでも金田一は続ける。
金「影山...次は、勝つ、から、な!」
影「あぁ、待ってる。」
あぁ、もう。
もうダメだ。
国「金田一??」
金「お前は、生きろよ?」
国「なんでだよ.....なぁ、金田一!」
金田一は、国見に微笑みかけたあと、ゆっくりと目を閉じ、動かなくなった。
また、死んだのか?
また、失ったのか?
金田一のなきがらを見下ろしている鬼。
どうしてあなたは、何も言わないの?
どうして、手にナイフなんて持っているの?
どうしてあなたは・・・
笑っているの??
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
国見を出すのを忘れていました。すみません!飛び入り参加になってしまったのですが、及川たちの班ということでお願いします。
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ゆうにゃん11(プロフ) - 実央さん» ありがとうございます!!更新頑張ります。 (2016年3月14日 14時) (レス) id: a050ebb2e9 (このIDを非表示/違反報告)
実央(プロフ) - チャラ男だと思うんだけどな…のやっさんが気づいたなら私もできるはずじゃー!更新頑張ってください! (2016年1月6日 12時) (レス) id: 95679b4124 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃん11(プロフ) - ゆーらんさん» コメントありがとうございます(*´ω`*) (2015年12月4日 22時) (レス) id: f1035b009b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーらん - 嘘ぉ!!O.Tってチャラ男じゃないの!? 何だ……!嗚呼えぇもう一回考えよ ノヤっさん……ο(°´д`)ο (2015年10月29日 21時) (レス) id: 5ba950dabe (このIDを非表示/違反報告)
ゆーらん - 面白いです、O.T分かりました!! イニシャルであらわすとか岩ちゃん、 きずかないのかな?? 頑張ってください (2015年10月29日 21時) (レス) id: 5ba950dabe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たお(元ゆうにゃん11) | 作成日時:2014年11月23日 13時